盛豚、奥琵琶湖を行く。
長い梅雨がようやく明けたので、奥琵琶湖へ輪行キャンプツーリングに行ってきました。
電車で長浜へ輪行して、ここから走ります。 道の駅『湖北みずどりステーション』の一角にある、『ラーメン笑福』さんでちょっと早めのお昼ごはんにしました。 残念ながら写真を撮り忘れてしまいましたが、『鳥野菜ラーメン』を頂きました。 化学調味料丸出しのラーメンが多い昨今ですが、こちらでは鶏ガラでダシを取ってられるそうで、野菜もたっぷりで美味しかったです。
腹ごしらえが済んだので、お次は余呉湖へ向かいます。 この閑静な湖畔には、天女が羽衣を掛けたという言い伝えが残る木があると聞いたことがあり、以前から訪れてみたかった場所でした。
(閑静な余呉湖)
湖畔を走っていると、その木はすぐに見つかりました。
(天女の衣掛柳)
木のそばには言い伝えに関する解説が書いてありました。 何でも伊香刀美というおっちゃんが、この木に掛けてあった天女の羽衣を隠して帰れなくしてしまい、結婚して四人の子供を授かったけれど、やがて羽衣を見つけた天女は、家族を残して天界へと帰ってしまったのだそうです。
おっちゃんの不心得な行いに呆れる一方で、「ひょっとして今日も羽衣が掛かってたりしないかな…?」と探してみましたが見つかりませんでした。 やっぱり不心得な行いはダメみたいです…。(盛豚は独身なので、ちょっと本気で探しました…。)
余呉湖を後にしてからは、のどかな田園を通り抜けて奥琵琶湖パークウェイへと向かいました。 この道は、以前BSモールトンで琵琶湖一周をした時には迂回したので、走るのは初めてです。 「さぞかしいい景色なんだろうなぁ。」と期待して上り始めたのですが、キャンプ道具満載のブロンプトンでは拷問としか思えない坂道が続きます…。これは先ほどの行い(本気で羽衣を探したこと)に対する天罰に違いありません! 「天女様、ゴメンなさい!!」ひたすら心の中で謝りながら上りました…。
この上りが永遠に続くんじゃないかと思いつつ、休んだり止まったり休憩したりしながら上っていると、突然パッと視界が開けて、そこには奥琵琶湖の絶景が見えました。
(天女様、ありがとう!!)
天女様も可愛そうに思って許してくれたに違いありません!(反省が足りない?) 「天女様、ありがとう! 僕と結婚して下さい!!」 思わず心の中で叫んでしまいました。 しかし天女様は同情してくれただけで、許してくれた訳ではなかったようです。 再びペダルをこぎ始めると、両ヒザから鈍い痛みが…。
結局初日のテント場は、予定していたマキノ高原へたどり着けず、琵琶湖畔のマキノサニービーチになったのでした。 管理事務所のおっちゃんたちにも、「えっ! あの自転車でパークウェイを走ったの!?そりゃ無茶だ!!」と驚かれたあたり、やっぱ奥琵琶湖パークウェイはハードなコースなのでしょうか?
はぁ、疲れた…。
(マキノサニービーチにて)
二日目に目が覚めても、ヒザの痛みが取れていなかったので、大人しく早めに帰ることにしました。
(湖畔の松並木)
湖畔の松並木を抜けて、琵琶湖周遊道路を走ります。 新旭風車村を越えたあたりで右折して、のどかな田園地帯を通り抜けて新旭駅から輪行で帰りました。 不心得に対する天罰は厳しく、残念な早期帰還となってしまいましたが、それでものどかな奥琵琶湖界隈を満喫できて良かったです。
この次は不心得なことを考えたりせずに訪れたいです…。(笑)
(北海道みたいな広大さを感じさせる田園地帯)
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コメント
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おーっ、おかえり。
やっぱりどっかいってんねやろなと思ってました。
余呉湖よかったでしょう。
ここでキャンプも気持ちよさそうですね。
天女は恥ずかしがりやなのですぐには出てこないですよ、ということで期待。
奥琵琶湖パークウェイ、北から上がったんですか!?
それは驚かれるでしょう。
南からは坂は緩やかなのでブロでも登りやすいでしょうが、北からはかなりきついですよ。
膝が心配ですが楽しまれたようでよかったです。
投稿: tac-phen | 2009年8月16日 (日) 19時04分
こんばんは
沢山の荷物やテントも楽に乗せられてブロンプトンって
やっぱり凄い自転車ですね。
奥琵琶湖パークウェイからの景色も霞がかかって
凄く綺麗に撮れていますね。
膝の方、お大事にして下さいませ。
投稿: 鹿男 | 2009年8月16日 (日) 19時14分
>tac-phenさん
ただいまです。
余呉湖は乱開発されておらず、閑静で純粋な自然を残しているあたり、気に入りました。 ぜひもう一度訪れてキャンプしたいです。(決して待ち伏せが目的ではありません…。)
tac-phenさんの講習会はここでやりますか?(笑)
奥琵琶湖パークウェイは、想像以上に標高が高くて難儀しました。ご心配をお掛けしましたヒザの方は、ペダルをこぐと痛み出しますが、日常生活には問題ありません。 今回は大事を取って早めに切り上げましたが、今後に向けて良いデーター取りになりました。(笑)
投稿: 盛豚 | 2009年8月16日 (日) 19時46分
>鹿男さん
こんばんは。
ゴールデンウィークにも、しまなみ海道をキャンプツーリングして来ましたが、しまなみの時はバッグの中身が多かったので、シュラフやマットも後ろに積みました。 今回は更に装備を減らしたので、後ろのキャリアにはテントだけを積んでます。
ブロンプトンの積載性能は、見かけによらず意外に高いと感じてます。
>景色も霞がかかって凄く綺麗に撮れていますね。
ありがとうございます。 あいにくの曇天でしたけれど、おかげで直射日光に悩まされることも無く、景色も程良く霞がかかっていいカンジでした。(笑)
>膝の方、お大事にして下さいませ。
お気遣い有難うございます。 鈍い痛みを感じ始めたところで下りに差し掛かったので、ホッとしました。
次の週末まで大人しくしておきます。(笑)
投稿: 盛豚 | 2009年8月16日 (日) 20時04分
こんばんは。
奥琵琶湖キャンプツーリング、お疲れ様でした。
奥琵琶湖は本当にいい所ですよね。
真冬以外は自転車で楽しめる場所ですよね。
余呉湖は春にtac-phenさんに案内していただきましたがここも本当に綺麗なところ。
琵琶湖より人出も少なくてのんびりできますよね。
また行きたくなってきました。
奥琵琶湖を長浜側から上られるときつかったでしょう。
私はマキノ側からしか上がったことがありませんがこちらの方が幾分楽なような気がします。
いずれにせよ膝はご自愛くださいね。
投稿: kimotoshi | 2009年8月16日 (日) 22時47分
こんばんは。
荷物満載しての奥琵琶湖パークウェイ走破おめでとうございます。
私はまだこの道を走ったこと無いのですが、結構キツそうですね。
その分、登り切った上からの眺めは抜群なのでしょうが。。。
前から思ってたのですが、テントで寝てられる間、ブロンプトンはやっぱりテントの中ですか?
ヒザの具合気になるところですがご自愛下さい。
投稿: wembley | 2009年8月16日 (日) 23時19分
>kimotoshiさん
ただいま戻りました。
奥琵琶湖一帯は閑静で良い所でした。 特に余呉湖は気に入りました。 kimotoshiさんが一押しで勧めて下さった訳がよくわかりました。
パークウェイはとにかくキツかったです。(笑) 「これはtac-phenさんのために作られた坂に違いない!」と思ったくらいでした。 ご褒美の景色にも恵まれたのでまだ良かったのですが、もし曇ってたりして何も見えなかったら…などと、想像するのも怖いくらいの上りでしたね。(笑)
ヒザは一週間大人しくして治します。 お気遣い、ありがとうございました。
投稿: 盛豚 | 2009年8月16日 (日) 23時28分
>wembleyさん
こんばんは。
お気遣いありがとうございます。 フル装備での奥琵琶湖パークウェイは、想像をはるかに超えてキツかったです。(笑)
山登りでも、キツい思いをするほどに景色は輝きを増すと云われていますが、この時の景色はピカピカに輝いていました!(笑)
私が使っているテントは『二人用』とされている物で、一人で使うと結構広々しています。 なのでシュラフで寝るときも自分の横に空いたスペースに、畳んだブロンプトンとツーリングパニアバッグを置いています。 このあたりは、「さすがブロンプトン!」ですね。
ヒザの方は一週間大人しくしておきます。(笑)
投稿: 盛豚 | 2009年8月16日 (日) 23時53分
はよテント買わんと!
来年のゴールデンウィークにはなんとか・・・
投稿: A2C | 2009年8月17日 (月) 21時09分
>A2Cさん
フッフッフッ、輪行キャンプツーリングは楽しいですよ~。
テントはとにかく小さく畳める物がいいですよ。 それとポールがチューブインになるタイプよりも、ポールがむき出しでテントをフックでぶら下げるタイプ(私はこのタイプを使っています。)の方が、一人でも容易に設営できるのでおススメですよ~。
さて、次はどこに行こうかなっ…。
投稿: 盛豚 | 2009年8月17日 (月) 22時46分