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『Coast to Coast』に憧れて⑫

この先は下り一直線かと思いきや、予想に反してアップダウンが続きます。 ロードバイクや空荷の小径車なら、緩やに感じるであろうアップダウンも、フル装備のブロンプトンには厳しい道のりです。 山あい・谷あいの道のりがいつまでも続き、またしても押したり走ったりを繰り返しました。
きっとこの三日間は、あっちこっちでブロンプトンに乗っている盛豚よりも押している盛豚の姿の方が、多く目撃されていたに違いありません。(苦笑)

「上るとイイ眺めですが…。」

Dscf0097

.

どれくらいアップダウンを繰り返したでしょう。 芝川を越えたあたりから、少し周囲の雰囲気が変わり始め、やがて第二東名高速道路が見えてきました。 ある予感を抱きながら、その足元のトンネルをくぐります。
トンネルを抜けると、そこは開けた緩斜面でした。 最後の山を越えたのです。 先ほどまでの山あい・谷あいとは対照的に、空が果てしなく広がっています。

新幹線の下をくぐり国道1号線をくぐります。 河原にはサッカーをする少年たちの姿が見えます。 そう、二日前に糸魚川を出発した盛豚は今、サッカー王国の静岡を訪れているのです。

Dscf0099  

遂に海が見えてきました。 万感の思いを胸に、その道の終着点でブロンプトンから降ります。

太平洋に着いたのです…。

「着いた…。」

防波堤の上に座り、『近江屋』さんの女将さんから頂いた干し柿を食べながら、富士の海岸を見つめて想いを馳せました。
暖かく見守って下さった方々の面影が、浮かんでは消えて行きます…。

太平洋を眺めていると、富士の海岸に打ち寄せる波飛沫が、
「ここが太平洋だ。 お前はやり遂げたのだ。」 
と、語りかけてくれているかの様に感じられます。

どれくらい時が経ったでしょう…。 我に返って周りを見回しても、そこは特に何もない富士の防波堤です。
ここには何の記念碑もありません。 でも盛豚にとっては何物にも代えがたい、忘れられない思い出の地になりました。

「勇気を与えてくれて、一緒に走ってくれて、本当にありがとう」

Dscf0123coast_to_coast

(三日目の走行距離:96km)

.

.

おしまい。

 

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コメント

赤トラの第二の故郷 「○バカワ」の前を通ったのは載せなかったのですね?

みのもんたの例のクイズ番組より引っ張りましたねぇ~(笑)

>赤トラ乗りさん

「シバOワ」は穏やかで静かな所でした。

話も長かったですけれど、盛豚の今年最大の旅路は、本当に長く感じました。 思えば『自転車での Coast to Coast 』を意識し始めたのが、今年の春です。 決断するのにも長い時間を要しました。

今回の旅路は、偶然にも19年振りの山や20年振りの土地との再会をもたらしてくれました。 そしてご先祖様の縁の地とのめぐり会いももたらしてくれました。 赤トラ乗りさんと縁のある、あの芝川も訪れる事ができました。 そうしてこのヒザと一緒に、海から海へ無事に旅を全うする事が出来ました。

色々と感慨深くって、不器用な私にとっては手短にお伝えすることは難しかったです。(苦笑)

こんばんは。
ご無沙汰してます。
ご心配をおかけし申し訳ありませんでした。
また色々とお気づかいいただきありがとうございました。
ボチボチと再開していこうと思ってますのでまたよろしくお願いします。

『Coast to Coast』、無事に完走されて何よりです。
素晴らしい景観だったことでしょうね。
また盛豚さんの20年ぶりの再会で感激もひとしおだったことでしょう。
私も是非走ってみたいコースです。
じっくりと時間に追われず走ってみたいものですが現実はなかなか厳しいです(苦笑)
しかしながら毎回盛豚さんのキャンプツーリングの記事を拝見するたびに来年こそ私もデビューしたくなります(笑)

>kimotoshiさん

再開、お慶び申し上げます。

ありがとうございます。 駅四つ分の輪行を交えた『Coast to Coast』でしたが、何とか走りきる事ができてホッとしました。 意外とブロンプトンと相性が良いコースだと思います。

元々景観も良く、私自身にとっても19年ぶり・20年ぶりの地とあって、感慨深い旅になりました。

キャンプツーリングは本当に楽しいです。 kimotoshiさんがデビューされる日を、楽しみにしていますよ~。

お疲れ様でした。

最後のほうは悪戦苦闘だったようですね。

その奮闘ぶりが伝わってきます。

写真ももっと拝見したいです。

>tac-phenさん

最終日の連続アップダウンには泣かされました。 押して押して押し続けましたよ。(苦笑)

写真は思い出を新鮮なまま残してくれますよね。 だんだん増えてきて、収集が着かなくなってます…。

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