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ポチ袋

社会人になってから、ポチ袋はもらう物ではなく使う物になりました。

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ボーナスが出る度に、正月に、ポチ袋は活躍するようになりました。 やがて職場に後輩が入って来ると、夏のボーナスの日にポチ袋を1パック渡して、
「ポチ袋の使い方を教えてやろう! 昼休みに銀行から諭吉さんを下ろして来て中に入れたまえ。 それを祖父母と母親に三人分用意するんだ。 そしてお土産のお菓子も買って帰ること! 父親には酒を買って帰って呑み交わすだけでいい。 残業せずに帰ること。 残った金額がキミの取り分だ(笑)」
と教えたものです。

「え~、使い道は決まってるのに~(苦笑)」
などと言いつつも、彼は定時で帰宅しました。 そして翌日、
「ボーナスの金額は半額になったけど家族の喜ぶ顔を見れたから、絶対に同期のヤツらよりも僕の方が得たものは大きいですよ! 買い物は冬のボーナスまでとっておきます」
と、言っていました。

半年後、冬のボーナスの時にはまだ手持ちが残ってると言う彼に、新たに1パック渡して盛豚は言いました。
「今度はお年玉もあるから、二回分な!」
彼は困ったような顔をして笑いながら定時に帰宅しましたが、仕事初めの日に
「盛豚さん、社会人になると高くつきますね!」
と、嬉しそうに笑っていました。 きっと彼からポチ袋を受け取った人たちは、こんな笑顔を浮かべていたのだろうと思わせるような笑顔でした。

月日は流れ、彼にも後輩ができました。 そして夏のボーナスの日になると、その新米に小さなパックを手渡しながら、いかにも先輩風をふかせる口調で何やら言い始めました。
「ポチ袋の使い方を教えてやろう! … 」

 

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更に月日は流れ、盛豚の祖父母も母親も亡くなりましたが、今でもポチ袋は年に一回出番を迎えます。
さて、そろそろ今年のポチ袋を使いに行きますか…。
 

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コメント

寒い中、心温まるお話ありがとうございました。
我が家でも正月には「お節代」と称し少し包んで
親に渡すようにしておりますが、嬉しそうな顔を
みると、やってよかった!と思いますよね。
良い伝統は残していきたいものです。

いいお話ですね..
そうやって善い行いが会社で受け継がれていくというのはとても良い事だと思います。
うう、最近親孝行してないなあ..

生きたお金の使い方ですね。
人に胸をはって教えることができることを持って
いる盛豚さん、素敵です。
私は父にはなるべく多くの勤労奉仕をしており
ます。うちの父には諭吉さんより家事労働のほうが
ありがたいようですが、これは父の娘への気遣いな
んでしょうね。。

すっごく、心あたたまるお言葉です。。うるうる・・
ちなみに、私、ぽち袋おるのすきなんです(笑)千代紙とか、和菓子の広告とか・・・なんかむしょ~におりたくなりました^^
PSやっと、リンクのはりかたわかりました!!EX以外のぶろぐのかた第一号はらせていただきました*^^*よろしくおねがいします^^

>ocean810さん

恐縮です。
ポチ袋はお金だけではなく気持ちも包むものだと思っています。
親御さんに包むポチ袋。 お節を食べること。 ocean810さんは親孝行ですね。(微笑)

>こっさんさん
 
若造がイキがってた頃のお話です。(笑)
親孝行って意外とささやかなことが喜んでもらえたりするんですよね。
さぁ、照れずにやってみましょ!

>いずみさん
 
恐縮です。
父親(男)とは欲張りな生き物で、ポチ袋以上のものを求めるものだと感じています。
家事労働とはこれまたかなりポイントの高い贈り物ですね。(笑)

>tomoさん
 
え、ご自分でポチ袋や千代紙とかを折られるんですか? う~ん、その手があったか! これは気付かなかったなぁ…。(笑) 勉強になりました。
リンクありがとうございます。 これからも宜しくお願いしますね。

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