最近のトラックバック

« マスク | トップページ | 部活:天神橋筋商店街を散策 »

痙攣と脱力

社会人になって三年目くらいから、時々手が震えるようになった。

11020200

. 

やがて頻度は増えて、食事中に茶碗を落とす程激しく震えたり脱力することも珍しくなくなった。 「ALSだったらどうしよう」という恐怖と闘いながら医者に通い、MRI検査をしても異常は見つからなかった。
恐怖は増すばかりだった。
投薬治療も続けたが、神経に強い影響を与える薬で多少の効果があっただけだった。 しかもそれはかなり強い薬なので、飲み続けることは勧められないと医師に言われた。

診断の結果はどの医師からも、肉体的な損傷によるものではないと言われた。 ストレスに起因する可能性はありますかと尋ねると、おそらくそうではないかと考えていますと言われた。
『ストレス性の突発型自律神経失調症もどきドッキリ病』とでも呼ぶべきか…。 ストレスには心当たりがあるが、それほど大きなストレスに感じているという自覚は無い。 治療は暗礁に乗り上げた…。

 
一時は人との食事を避けていた時期もあったが、やがて会社での昼食時にはポチ袋の後輩と一緒に食堂へ行き、セルフサービスを彼に代行してもらうのが常となった。 接待事がある仕事は出来ないので、会社での配属にも影響した。 同じ部署や営業部の先輩たちは、鍋料理のお店で飲み会があるといつも隣の席に陣取り、自分の器に料理をよそってくれた。
このお二人には感謝している。 全く頭が上がらない。 お二人が白いと言うならば、指差したものが例えカラスであっても自分は白いと断言するだろう。

 
月日は流れて最近では症状もちょっとマシになった。 自分自身はある程度割り切っているのだが、傍から見ていると滑稽だったり見苦しかったりするのだろう。 時々指摘されたりおちょくられたりする事がある。 「病は気から」と一方的に説教されたり「甘えだ」とケナされた事もあった。(見ていて不快なら仕方ない。 迷惑を掛けない為に、以後彼らとの同席は辞退している。 こちらも不愉快な思いはしたくないんでね…。)

この手が原因でフラれた事もあったけど、原因不明なのでどうにもならない。 自分自身はこの体から逃げ出すことも出来ないので、この体と付き合って行くしかない。 

今ではこの体を受け入れているし、一生付き合っていく覚悟は出来ている。 人の気も知らんヤツがダメ出し気取りの上から目線でとやかく言って来るのは、正直言って受け入れ難い…。
 

« マスク | トップページ | 部活:天神橋筋商店街を散策 »

つぶやき」カテゴリの記事

コメント

盛豚さん、つらかったですね。そしてよく受け入れ
られたと思います。
サポートをしてくださった先輩さん、ポチ袋の後輩さんは盛豚さんのお人柄に魅かれたからこそサポートをしてくださったんでしょうね。
盛豚さんは素晴らしい人なんですよ、とあるお方からお聞きしていましたがゆるぎない根幹を持たれているからまわりにいい影響をもたらすことができるのでしょう。


私の知り合いで難病のため、余命3年を告知されて1年が過ぎた方がいます。ふたつの病院を受診してひとつの病院からまずその難病と告知され、再検査の後、まだその病気とは確定できない、と言われています。もうひとつの病院からは病気ではない、といわれたそうです。つまりまだ病気かどうかわからないのです。
この方は落ちこんでしまって再検査を受けるのを拒み続けてうつうつとした毎日を送っています。
ケースが違うのかもしれませんが、盛豚さんのお話を読んで、その方が再検査を受けるかどうかは別として自分を受け入れて前向きに生きて欲しいと思いました。自分で病気になっていく姿をみるのはつらいものです。
長文、失礼致しました。

こんばんは。
う~ん、こういう原因不明の病は厄介ですよね。
それでもよく前向きにとらえてはるなと感心しました。
周りでは不愉快なことを言う人間もいるでしょうし逆に盛豚さんのことを親身になって考えてくれる方もいますし。
私的には人の弱味になるところをつついてくる人間は最低だと思っています。
そういう人間とは距離を置くのが一番ですね。

>いずみさん

傍から見るとただの滑稽や見苦しさであっても、症状が酷似していただけに「ALSだったら…」という恐怖感は消えませんでした。 そして後輩・先輩・上司、職場でお世話になっている人たちは誰一人としてそんな私の症状を笑いませんでした。 思えば彼ら皆に支えられて私は今日までやって来れたのですね。 本当に感謝しています。

この経験が諦めるのとは違う意味で「現実を受け入れる」という事を学ばせてくれました。 現実から目を逸らしても事態は好転せず、自分自身が恐怖に溺れて心を病んで人生を失っていくだけだと思ったのです。 私は欲張りで遊びたい人間ですので、もし自分の余命がごく限られたものだとしたら、思い残す事が無いように目一杯遊びたおしつつ、お世話になった人達に感謝の意とお別れを伝えてから人生を終えたいと考えています。
悲しみに溺れたり支配されたりするヒマがあったら、そんなネガティブなものなど無視して、道徳の範疇で遊んで笑って欲望を満たしたいのです。 ですから「考えても結果は変わらないのなら、考えることをやめよう」と決めました。
医学を学んでいない私が病状について考え込んでも治療方法など浮かぶハズはありません。 ならばもしALSだとしても身動きできなくなる日が来るまで、内包するネガティブな感情など無視して遊びまわって忘れてやる事にしたのです。

その後の経過を見る限り、幸いにもALSでは無かったようだと思われます。 もし恐怖と悲しみにばかり目を向けていたら、きっと今頃心を病んでいたに違いありません。

>kimotoshiさん

こんばんは。
原因不明の病だけに対処の方法はありませんでした。 そこでネガティブな気持ちに目を向ける事をやめて、身内やお世話になっている職場の人たちに「自分のせいかもしれない」という誤解をさせてしまう事が無いように、現実を冷静に受け入れて「俺、時々手が震えるねん」とフツーに振舞うことにしました。
襲い掛かる恐怖を内に留めず気持ちを落ち着ける上で、実家に保管している愛車が果たした役割は大きかったです。

仰る通り不愉快なことを言う人も親身になってくれる人もいました。 そしてネガティブなアプローチをして来る人は遠ざけて距離を置いています。 そしてその後は「気にしたら負け!」とリセットボタンを押しています。(笑)

ここに書かせていただいてよいのか??カミングアウト!?実は手の震え。私もそうだったんです。物をおとす。字もうにょうにょして書けない。コンデジもピントが合わせられず写真も撮れない。数年間原因不明。しかしながら、昨年3月判明いたしました。病名はバセドーシ病。知らずに、ロードで坂のぼってました。私自身か~~なりしんどく、はーはーぜいぜい・・でもそれは、単に私の体力不足。と、思い、フィットネスにも通い、自転車もガンガン乗ってました。しかしながら、病気がわかったとき、先生に「そんなんしてたら、心不全になって入院ですよ。運動は一切してはいけません」と、いわれました。階段ものぼってはいけない。と、横断歩道わたってて、ちこちこしても走ってはいけない。って!?ようは、安静に!と。それから投薬治療。今もずっと毎日薬のんでます。薬のおかげでいまは、体はすごく楽になり、手の震えもおちついています。甲状腺の検査は、普通の血液検査ではわかりません。でも、検査をすればはっきりとわかります。一度先生に相談されてはいかがでしょうか?

そうなんですか・・・前にお会いさせて頂いた時には全く気付きませんでしたが・・・。
原因不明というのはホントに厄介ですね。
でも優しい方が傍におられるようでこれは心強いですね。
反対に人の欠点(それも身体的なこと)をなじる奴は最低な人間ですよ。
私自身もオープンにしてない事が幾つかあるのですが、盛豚さんのようにブログに書く勇気は私にはないです。
前向きに考えておられる盛豚さんが眩しいです。

>tomoさん

バセドーシ病ですか…ご助言、ありがとうございます。 ちょいと調べて相談してみる事にしますね。
 
当時の通院・治療ではどの医師からも、一貫して「肉体に物理的な損傷は無いので、運動も含めて特に何も制限する必要はありません」と言われていました。 3歳で患った川崎病も完治して後遺症はナシと診断されていますので、本当に対策のしようが無くってあの頃は途方に暮れました…。

>ヤマちゃんさん

症状は常時ではなく時々出て来ますので、身の周りでも未だに知らない人は結構います。
色々な人たちにお世話になって来ましたが、人の欠点をおちょくる人たちは一体どんな神経をしているのか全く理解できません。 今では無視していますので、彼らが何処で何をしようが私にはもう関係がありません…。

「事実は変わらないし隠せない」というのが私の持論ですので、いきなり遭遇して驚かせてしまうよりも「まぁ事前に知っといてスルーして下さい」みたいなカンジですかね。 実はあまり深く考えてはいないんですよね、コレが。(笑)

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1237208/38670719

この記事へのトラックバック一覧です: 痙攣と脱力:

« マスク | トップページ | 部活:天神橋筋商店街を散策 »

2018年4月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ