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活字と思い出

高校・大学時代に『自分の言葉が活字になった』経験が何度かあります。

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愛読していた何冊かのバイク雑誌には、読者の声を掲載するコーナーがいくつもありました。 毎月読んでいる内に自分も載せてほしい事ができたので投稿してみると、二ヵ月後に掲載されました。 ほんの一言二言程度のコーナーだったのですが、それはそれは嬉しいものでした。 それからも何度か投稿しました。
ツーリングの時に親切にしてくれた方へのお礼やマナーの話など、まぁ他愛もない内容ばかりでしたが…。

やがて投稿することなど忘れ果てた大学時代の半ば頃に、バイクが少し関係するホロ苦い経験をしました。 一年間かけてようやく立ち直ってきた頃に「もう一つ何か区切りがあれば吹っ切れる気がする」と感じてペンを握ると、ペン先から止め処なく文字が溢れ出てきました。
溢れ出る思いはペン先と共に大学の原稿用紙の上を何枚も走り続け、それは夜明けと共に走り終えました。

書き尽くすと一年間の心の澱が流れ出たかのように、心の階段の最後の一段に片足をかけたような気がしました。 そして一週間後、「これを自分の手元から解き放つことで、自分は思い出にすがるようなこの挫折感を乗り越えられるんだろうな」と思い立ち、その原稿用紙をどこかへやってしまえと考えました。
安易な捨て方をして人に見られたくはなかったので封筒に詰め込み、そして何故かバイク雑誌社へ郵送しました。 特にどのコーナーに宛てたものでもない訳のわからん挫折談など、そのままゴミ箱行きになるだろうと思っていたのですが、今思えばどうかしていたとしか言いようがありません。
まさか捨てたつもりの自分の思いが活字になって帰って来るとは想像もしていませんでした…。

20年近く前の恥ずかしい話です…。

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※…イラストは雑誌社の編集部で用意された物です

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コメント

こんにちは。
なるほど、会社の編集委員をされる下地はこの頃にあった訳ですね(笑)
ブログでも読みやすい文を綴られますからね。
雑誌社もその辺りのことを見抜き掲載したのでしょう。

文字にする。と、いうことは、お話しをするのとはまた違う感覚。文字として形でのこりますので、頭の中や気持ちを、整理しやすくなりますよね。

>kimotoshiさん

こんばんは。
ありがとうございます。 実は下手の横好きで書いてるだけなんですけどね。(苦笑)
でもまさかバイクが絡む失恋話が返って来るとは思いませんでした。(大苦笑)

>tomoさん

>また違う感覚。

ハイ! 刻む事であり、気持ちを整理する事であり、乗り越える事であり、残すことですよね。

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