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一本の電話

ある日の事、陽も暮れて人気の無いオフィスで仕事をしていると、携帯の呼び出し音が鳴った。

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電話の向こうからはいつもと変わらない明るい声が聞こえて来た。 翌日のお誘いだったが所用で埋まっていた。 だが何かを感じた私は「今からで良ければいいよ」と、オフィスを後にした。

彼は一回目の活動から戻ったばかりだ。 私の予定はその日の晩は空だったし、戻って来た彼に会いたい気持ちも強かった。 そして何より、会わなければいけない様な気がした。
待ち合わせ場所で落ち合うと喫茶店へ向かい、お互いに軽食を取りながら話し込んだ。 話題は多岐に亘った。 あれこれ訪ねる事はしない。 お互いに話せる事・話したい事を思うに任せて話す。 こういう場合はそれが一番良いと思っている。
余りに途方も無い状況と経験なので、お互いに頭の中で整理して話す事は出来ない。 しょっちゅう話題が飛んだり戻ったりしながら何時間も話し込んだ。

気持ちがある程度落ち着いてきたところで、喫茶店を出て道頓堀を散歩した。 まだ何となく帰る気にはなれず、そのまま二人で呑みに行った。 胸の中にしまいきれずにいた事は、喫茶店でお互いにある程度吐き出した後だったので、今度はひたすら愉快な話で盛り上がりながら呑んだ。
そして彼は終電で帰って行った。

彼とは出会ってまだ一年そこそこだが、趣味・趣向・志向・考えがとても共感出来る。 だからこそ突然の電話一本でも出向く事が出来る。 そしてこうした接し方をする相手を、私は自分の中でこう呼んでいる。

『親友』

私が勝手にそう思っているだけなのだが…。

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友情」カテゴリの記事

コメント

5分話せば友達、時間を忘れるくらい一緒に呑めたら親友!

こんにちは。
こういう付き合いは嬉しいし大切なんですよね。

相変わらず読ませる文章を書かれますねえ・・

こういう付き合い、本当に大事にしたいものです・・
友達は選ぶものでなく作るものだ・・・小学校の時の先生が言った言葉、思い出しました。

>月城 月さん

終電を忘れるくらい一緒に呑めたので大親友!?(笑)

>kimotoshiさん

こんばんは。
こうして『何か』を感じ取れる関係って大切だと思っています。
過去に何度か『何か』を感じた経験があるのですが、「今ここで帰ったら後でもの凄く後悔をする様な気がする」という予感がしました。 帰りの切符をパーにしてでもその場に残ると、例外無く相手は自分の胸にしまいきれないものを話し始めたものです。
一昨年にも千葉県で開かれた同窓会に出席した時に、そんな経験をしました。 結果的に帰りの夜行バスの切符が紙切れになりましたが、残って良かったと思っています。

>こっさんさん

選ぶものでなく作るものですか…。 重みのある言葉ですね。 小学生時代の私が聞いても、全く意味が理解出来なかったでしょう…。(汗)

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