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LOW-RACERのチェーンラインを考える

時間を見つけてはChina Mascot Products LOW-RACERを走らせています。 初めての競技用車輌に体を慣らすのと車体を観察する日々ですが、少しずつ課題も見え始めてきました。

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スポーツ~競技用として手に入れたLOW-RACERはフレームの材質が鉄製です。
現状の仕様で車体の重量を測ってみると16.5kgでした。(予想よりも重い…)

現在のローレーサーはアルミ製(12kg位)が主流ですし、一部では国内にもチタン製(9kg位)やカーボンファイバー製(9kg未満)のレーサーまで登場しているのが現状です。 リカンベント以外のロードレーサーに至っては、カーボンファイバー製やアルミ製(7~10kg位)がフツーという恐ろしい状況を鑑みると、重量的なビハインドは否めません。
その上にエンジンも非力な盛豚となるとその差は更に大きくなります…。

車体の軽量化を図りたいところですが、費用との兼ね合いもありますので考えものです。

 
しかし戦闘力とは数字上の性能だけで決定されてしまうものではなく、全ての性能・要素の組み合わせと使い方で変わるものです。 山登りやオートバイや自動車の草レースでの経験からも、特性を良く把握して総合的なバランスを取りつつ長所を伸ばして武器とする事で、重量やパワーのビハインドをある程度克服して戦う事は可能だと感じます。 何より前オーナーのけん。さんはこのLOW-RACERでレースでも結果を出されています。
重量対策は別の角度からアプローチを始める事にしました。

 
最初の一歩として目をつけたのは『フリクションロスの軽減』です。 かつて徹底的にフリクションロスを軽減するチューンアップを施した自転車友達の重量級ブロンプトンに跨った時に、ペダルに足を置いただけで踏み込んでもいないのにヌルッと滑るように動いたという、信じ難い経験をした事があります。 その体感重量たるや、どう考えても実重量の7割位にしか感じられませんでした。
その経験を思い出しながらLOW-RACERを見ていると、ありました ありました。 速やかに見直したい事が。

 
見直したいのは『チェーンライン』です。 ローレーサーはただでさえチェーンが長い上に、フロントギヤと後輪の間にシートがある為、チェーンラインが真っ直ぐに引けないという弱点があります。 結果、駆動側のチェーンラインが折れ曲がり、チェーンの長さと相まって大きなフリクションロスが発生します。 これはローレーサーとしては宿命的なモノですが、今回注目したいのは戻り側のチェーンラインです。
盛豚のLOW-RACERでは戻り側のチェーンがシート下でチェ-ンチューブごと湾曲しており、チューブ内で擦れて抵抗になっていると思われますので、ここから対処していきたいと思います。

(シート下で上側のチェ-ンラインが湾曲しているのが分かります)
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思いつく対処方法は大きく二つあります。 

1.アイドラーを追加してチェーンラインをOPTIMA BARONと類似したラインにする方法

(この辺にアイドラーを付けて…)
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(こんなカンジにする方法)
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2.片持ち式フロントフォークのメリットを生かしてチェーンラインをストレート化、OPTIMA X-LOW2と類似したラインにする方法

(おぅ、スパルタン!)
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しかしこれらの方法にはデメリットもあります…。

1のデメリットは、アイドラーによってチェ-ンにテンションがかかるので、現行のシート下での湾曲によるフリクションロスを解消するのと同時に、新たに駆動側と同様のフリクションロスが生じることです。 また、アイドラーの台座を設置するために強度対策として溶接加工が必要になりますが、溶接した箇所は必ずサビて来るので長く乗りたい車輌には禁物です。

2のデメリットは、タイヤの真横をチェーンが通るのでハンドル切れ角が狭くなり、『直線番長』になってしまう事です。

 
一般的には1の方法が定番のレイアウトみたいですが、レースの時には仕様変更してチェーンチューブを外すことも視野に入れていますので、いっそ普段は1のレイアウトで、ここ一番のレースの時には仕様変更して2のレイアウトにするのも一つの方法かもしれません。

もちろん色々と試して比較しながら最高のセットアップを行いたいところですが、費用・時間・加工方法など限られた条件下で最大の効果を目指さなくてはならないのが実情です。
とりあえずほとんど費用もかからなくて、フレームに加工をしなくていい2の方法から試してみようかナ…。

 

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コメント

以前、説明したかと思いますが、FD台座が寝ているのでバロン(上の写真)の様な取り回しは出来ないんですよね~
アイドラーを追加するというのも手なんですけど、戻り側なんでそんなに変わるとも思えないんですよね。
正直、一番抵抗が少ないのは、ヘッド部のアイドラーを外してチェーンを下に落とすやり方だと思います。
(戻り側のチェーンホースは当然外す)
しかしアイドラーの分コマ数も変わりますし、普段乗りには全く使えなくなるという諸刃の剣。
素人にはお勧め出来ないw

まぁ今のラインは結構、試行錯誤のうえ完成した形なんでそこそこイケてると思いますけど、決めるのはオーナーさんなんで。
頑張って下さいね。

>けん。さん
 
そうですね、正確にはバロン式とはドライブと送りのアイドラーが逆位置にしか組めないでしょうし、効果も『多少』と言ったところでしょうね。 やはり下に落としたストレートラインが近道なのでしょうか…。
とりあえずけん。さんが一定の完成度に仕上げられているラインですので、色々考えながらもうちょっと今の仕様で乗ってみようと思います。

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