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盛豚とロッコールレンズ

カメラ愛好家には『ご贔屓』のレンズブランドがあると言われています。 それは一人に一つと限った事では無く、複数の『ご贔屓』を持っている人も珍しくありません。 盛豚にも複数の『ご贔屓』があるのですが、その中でもロッコールレンズというブランドにはちょっと思い入れがあります。

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かつて六甲山を臨む西宮市を発祥の地として、大阪・兵庫を拠点にオートフォーカスカメラの実用化によって一世風靡したミノルタさんというカメラメーカーがありました。 そのミノルタさんがマニュアルフォーカス時代に育て、鍛え上げ、世界にその品質を誇ったレンズブランドがロッコールレンズです。

「打倒ライカ!」を目標にせっかく製作したレンジファインダーカメラ『ミノルタスカイ』を世に送り出すことを断念して、一眼レフカメラへとシフトした事によりロッコールレンズは一大レンズシステムを展開しました。 

   
余談ですが盛豚の兄の職場(カメラとは全く関係ない業界です。)の近くにかつてミノルタさんの工場がありました。 そして昔は時々ミノルタさんの開発スタッフの方が試作品などを持ち込んで来て、塗装の依頼をされる事があったそうです。 そうした近所付き合いの関係でしょうか、それとも純粋に品質に惚れ込んでいたせいなのでしょうか、盛豚の兄の職場の上司にはミノルタさん贔屓の方が多かったそうです。

  
盛豚はロッコールレンズの全てを揃えるつもりはありませんが、思い入れのあるレンズについては程度の良い出物に巡り会う度に、気長にコツコツと集めています。
今回手に入れたのはロッコールの標準レンズを代表するMCロッコールPG58mm f1.2です。

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このレンズはいわゆる大口径レンズに属する物で、同じ標準レンズに分類される55mm f1.7と比較してみるとその口径の大きさが良く分かります。

    
これはどのメーカーでも同じ事ですが、大口径レンズは開放f値が明るいと言っても、f1.8以上はファインダー像の明るさに差が出る訳ではありません。 「大口径レンズは光が多く入るので高性能だ」と勘違いしている人が多いみたいですが、描写性能についてはその逆でむしろ悪くなる傾向があります。

光を取り込む前玉(一番前のレンズ)の口径が大きくても結局は同じ大きさのフィルム面にその光を縮小して映さなければならないので、無理な縮小によって収差(像のブレ、像の歪み、色のにじみやくすみ、etc)が発生してしまうからです。 その収差を抑える対策をした写真を撮ろうとすると、結局は絞り込むしかないので必要以上に大口径レンズを使うメリットは無いのです。 そしてその収差を補正しようとすると、手間がかかる分価格が極端に高くなります。

メリットよりもむしろレンズが重すぎてカメラ本体との重量バランスが悪くなるというデメリットがあるので、人からレンズ購入に関する相談を受けた時には、盛豚は無駄に大きい口径のレンズを購入する事にはハッキリと反対します。

大口径レンズを選ぶ意義は全く無いとは言いませんが、些末なものだと思っています。

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じゃあ何でこんな大口径のレンズを買ったのかって?

お気に入りのデカくて重たいSRT-101ならバランスが良いという事と、後は…

 

単なる憧れです。 盛豚と兄や上司達の、長年の…。

   
    

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