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ブロンプトンのカスタム その5(P6R純正ハンドルポスト)

盛豚のブロンプトンM3Rのハンドルポストは、P6Rというグレード(蝶々みたいなハンドルのヤツね…)用の純正ポストに交換してあります。

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自動車を運転する時にシートの位置を調整するように、どんな乗り物でも乗り手に合わせたポジションの調整が必要です。
ブロンプトンが世界中で多くの人々に愛されている理由の一つとして、たいていの人がそのまま乗れる懐の深い乗車ポジションを実現している事も挙げられると思います。 そんなブロンプトンでも、やはり各オーナーに合わせてポジションの微調整が必要です。

ブレーキレバーの角度やシートの前後位置については、工具さえあれば簡単な調整で対応が可能です。 盛豚もこれらについては納車後すぐに調整しました。 そして乗れば乗るほどに違和感を感じたのが『ハンドルの近さ』です。

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元々アップライトな乗車姿勢がセールスポイントのM3Rは、視界が良好なのが有り難い一方で、前輪荷重の不足に起因するハンドリングの安定性不足が否めません。 フロントバッグなどでよく荷物を積まれている方にとっては問題無い事なのですが、素の状態のブロンプトンに乗った事のある人なら、発進する時や時速20km/h以上での走行時にハンドリングがフラつく違和感を感じられたのではないでしょうか?
盛豚も手に入れた時からもう少し安定感が欲しいと感じたので、すぐにハンドル位置を見直しました。
ハンドルのグリップ位置を1~2cm前に出すだけなら、ハンドルを少し前に傾けるだけでOKです。 この状態で三ヶ月ほど走り込んでみたのですが、どうも物足りません。 そこで抜本的な対策を取る事にしました。

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走り込んだ感触などから、求めるグリップ位置はノーマルの約5cm前方と想定しました。 これだけ前に出すにはハンドルの角度調整だけでは無理があります。 かと言ってロードレーサーみたいにポジション変更用の社外品ステムが売られている訳でもありません。
解決策として選んだ方法は純正カスタムでした。

(この真っ直ぐな部分を何とかしたいなと思いまして…)13032702 

ご存知の方も多いとは思いますが、Pハンドル仕様のブロンプトンに付いているポストは、高さがMハンドル仕様と同じ高さのまま前に向かって少しカーブしています。 このポストを使うことで、折り畳み機能を損なわずにポジションを変更しようと考えたのです。

(このハンドルが付いているモデルのポストを流用します。)
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取り付けてみるとこんなカンジ。 ちょいとポストがカーブして、ハンドルが前に移動しています。

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ノーマルポストと見比べてみるとこんなカンジになります。 

(右がP6Rのポストを入れた盛豚号、左がノーマルポストです。)13032706 

(右から二番目が盛豚号です。 純正ポストの赤いM1Lと比べると、ポストがカーブしているのが分かります。)
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畳んでみるとこの通り。 ノーマルと同様、フツーに折り畳めます。

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身長173cmの盛豚がノーマルと乗り比べると、前輪の荷重がほぼ理想的になりました。 この仕様にしてからもう四年以上乗っていますが、他の人にも試乗して頂くと「ハンドルが遠くて前傾姿勢がキツイ」とか、「視界が狭くなる」といった意見も出る一方で、MTBやロードレーサーなどで前傾姿勢に慣れている人や、盛豚よりも身長が高い人からは概ね好評でした。
ちなみにちょっと前傾姿勢になると言っても、BD-1に乗っている人なら全く気にならない程度です。 視界に若干の変化があることは否めませんでしたが、不安定な走りが改善されたので個人的には満足しています。

(身長173cmの盛豚が乗ると、こんなカンジになります。)13032708 

この純正カスタムの欠点は小柄な人には向かない事と(ハンドルが遠くなるので盛豚よりも小柄な人には不評でした。)、パーツの調達が困難な事とコストが掛かる事です。 工賃の事もありますので具体的な金額は取扱店に確認して頂いた方がいいと思いますが、検討された人のほとんどが金額を聞いて断念されたほどでした(自転車に限らず純正部品とは高価な物なのです…)。

金額が張る上に見た目で「カスタムしました的な満足感」に欠ける地味なカスタムですが、ブロンプトンの不安定なハンドリングに悩んでいる人は、試してみる価値があるのではないでしょうか。

個人的には盛豚のブロンプトンにおける一番のセールスポイントだと思っています。

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ブロンプトン」カテゴリの記事

コメント

初めてコメントさせて頂きます。

盛豚さんのブロンプトンを参考に、P用ポストに交換した者です。
このカスタムの記事が公開されるのを待っていました。

まさに今回の記事に書かれている不安や不満を感じていましたが、
身長182cmの私でも、非常に快適に乗れるようになりました。
その時に同時にヘッドパーツも交換しましたが、それでフロント周りの
不安感は完全に解消しました。

オーダーカラーの車体ですので、パーツ到着に相当気長に待つ必要は
ありましたし、かかる費用を聞くとちょっと躊躇するかもしれませんが、長く
ブロンプトンと付き合うと考えれば、十分「元が取れる」と思いました。

盛豚さんとこのカスタムを施してくれたテルミニさんには本当に感謝しています。

こんばんは。
Pタイプのハンドルポストが前方にオフセットしているとは
気づきませんでした。Mハンドルに応用しようという発想は
面白いですね。純正パーツは高価ですが、強度や折り畳み性
能を損ねずにポジション調整できるので安心感がありますね。

>まつださん
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ようこそお越し下さいました。 コメントありがとうございます。
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>このカスタムの記事が公開されるのを待っていました。
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大変長らくお待たせしました。(笑) なんとなくナイショにしていたくて、ずっと記事にしていませんでした。
Mハンドルはアップライトなポジションが売りですが、私にとってはハンドリングのフラつきがちょっと怖いですし、身長180cm級の人にとっては腕周りのポジションが窮屈かもしれませんね(実際そういう感想を聞いた事があります…)。
 
オーダーカラー車(セイジグリーンでしたでしょうか?)ならではのパーツの入荷待ち期間と費用の覚悟は、それなりの代償だった事とお察ししますが、その努力によってフロント周りの不安感が解消できた様で何よりです。
私は自動車での経験で純正カスタムという概念を知っていた事から、このカスタムを閃いてPポストを注文しましたが、注文した時はお店側からとても不思議がられました。(笑)
金額が張りますし注文に応じてくれる販売店は限られると思いますが、まつださんがこのカスタムの実績がある販売店に出会った事が吉と出て良かったですね。

>ocean810さん
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今晩は。
Pタイプはポストが前方にオフセットしてるけど、Pタイプもちゃんと畳めるからMに応用出来るだろうと思い付きました。
ブロンプトンを改造する人は星の数ほどいますが、このカスタム例は他に見た事がありません。 もしかして当時は世界初だったかも!?(笑)

この記事へのコメントは終了しました。

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