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自転車用タイヤの話

出かける前にざっとチェックしていたら、LOW-RACERの後輪が減っている事に気が付きました。 タイヤの中央部が消耗して平たくなっています。
「そろそろかな…」

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改めて入念にチェックしてみる事にしました。 すると… ありました、ありました。

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トレッド面に傷が出来ています。 これは表面のコンパウンドが消耗してしまって、ゴムの下のカーカスと呼ばれる繊維が見えてしまっている症状です。 これが一箇所でもあるともう寿命ですので即交換です。 ぐるっと一周チェックしたら他にも似た様な箇所はある筈ですので、もうちょっと見てみると…、ほらやっぱり!

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アップで見てみると…

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繊維の糸が目で確認できます。 発見が遅過ぎたくらいですね。 たまたま先日手に入れた新古品のクリンチャータイヤが手元にありましたので、早速交換する事にしました。
組み込んだのはミシュランPRO-4サービスクルスです。 本当はコンチネンタルGP4000を試したかったのですが、このタイヤもいずれ使ってみようとは思っていたタイヤですのでヨシとしておきます。

(色が黒一色とイマイチ地味ですが…。)
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これは盛豚の個人的な考えに起因する事なのですが、ただタイヤ交換をするだけでは勿体無いので、外したタイヤを捨てる前に細かくチェックしておきます。 これはパンク修理の時でも同じです。
片減りはないか? ヒビ割れはないか? カーカスの内部破断などによるブリスターは発生していないか? サイドウォールにブリスターや何らかの異常は発生していないか? 内側にも異常は発生していないか? etc…。

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こうする事でタイヤの耐久性や傾向を把握する上での、貴重なデーター取りができるのです。 変な話、タイヤの情報は新品よりも使い古しの物にこそギッシリと詰まっています。
新品タイヤを何百本見ても耐久性や欠点は発見できませんが、古タイヤには酷使された結果のトラブルと欠点がハッキリと現れるからです。
「A社のタイヤはブリスターが発生しやすい傾向があるな…」とか、「B社の○○○というタイヤは何本チェックしても自然に減っていて、ヒビ割れが全然発生していないな…」など、カタログには書かれていないデーターが取れるのです。

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廃棄処分になっていなくても使い込まれたタイヤを観察すれば、何らかのデーターが得られる事があります。 今回は交換しなかったフロントタイヤを見ると、サイドウォールに細かいヒビ割れが発生していました。

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人差し指の爪先の辺りにヒビ割れが見えます。

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このヒビ割れはタイヤをグルッと一周していました。 空気圧の設定が高いタイヤではありますが、室内保管で走る時以外は空気圧を落としておくなど管理に気を付けていますので、七ヶ月でコレではちょっとどうかなぁ…。

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廃棄処分となるタイヤはゴミと言えばゴミですが、この様にとても貴重なデーターの塊という一面もある考えています。

今回外した後輪のタイヤはミシュランPRO-3ライトで、LOW-RACERを手に入れてすぐに組み込んだタイヤです。 知人の薦めもありましたが初めてのロードレーサー用タイヤという事もあり、堅実なミシュラン社製の中から軽量な物をという動機で選びました。

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何分PRO3シリーズの中でもPRO3ライトは、「軽さ最優先の一発勝負タイヤ!」的なグレードですので(700x23Cでカタログ値の重量はたった180gです!)、何度かパンクを経験しましたが(おかげでパンク修理は得意になりましたよ…)、期待通りブリスターやヒビ割れは皆無でした。

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タイヤという物はメーカーの性能面における性格が、オートバイ用でも乗用車用でもトラック用でも、全ての製品に反映される傾向があると感じています(ごく稀に例外もありますが…)。
「C社の物は性能に偏りが無くてバランスが良い」とか、「D社の物はヒビ割れなどの経時変化に弱い」とか、「E社の物はよくサイドウォールにブリスターが出て来るから信頼性に欠ける」とか、「P社の物はレースではM社には敵わないけれど、一般車用は限界域でのコントロール性が良い」等々…。

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盛豚はこれまでのオートバイ・自動車での経験から、既にある程度タイヤメーカーの選別はできています。 ところが自転車用タイヤメーカーには自動車やオートバイでは馴染みの無いメーカーが多いので、まずは冒険を避けて確実なミシュラン社製から始めました。

同社製品は盛豚が最も敬遠するブリスターやヒビ割れや経時変化に関する不安が少なく、信頼性と安定性を絵に描いた様なタイヤだと思っています。
今回使い終わったPRO-3ライトを細かく観察してみると、ジャンルが違ってもそれが変わらない事を確認できました。

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コメント

こんにちは。
同じ700cタイヤでもメーカーやグレードが変われば全く違うものになりますね。
盛豚さんほど細かに調べてませんが今まで使ったタイヤの性格みたいなのはある程度把握してます。
まあ元来細かい事は気にしない方なので大雑把ですが(苦笑)
文中にあったGP4000ですが使ってますよ。
パンクの少ないタイヤでロングライドには向くかなと思います。
速度的なものを求めるならシュワルベのアルトレモやPRO4が良いでしょうが。
只今パナレーサーも試しているところです(笑)

>kimotoshiさん
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今日は。
自転車用700Cタイヤはまだこれからデーター取りですので、長い道のりになりそうです。 本当は『GP4000→ビットリア・オープンコルサCX3→PRO3RACE→PRO4系』の順番を検討していたのですが、先日入手した中古ホイールにPRO4が付いていたので順番が狂いました。(汗)
GP4000は評価が高い様ですから早く試したいのですが、コンチはヒビ割れや当たりハズレの噂を聞きますので、それが本当ならS社と同様に敬遠するかもです…。
ロードレーサーとは乗り方が異なるローレーサーで使用しますので、瞬発力での反応の良さよりも程々に軽くてヒビ割れ・ブリスターが出ないという信頼性のタイヤを追求したいと思っています。
パンクの達人kimotoshiさんのご意見は貴重なデーターとなりますので、パナレーサーのインプレッションも楽しみにしていますよ!(笑)

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