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リカンベントのクランクについて考える(私見) その2

リカンベントのクランク長に関する考察を検証するために、まずはクランク長を170mmから172.5mmに変更して実走テストをするべく、150kmx2回のロングライドを含めて400kmほど走ってみました。

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先人の助力に恵まれたのか、それとも某えむきゅうクランク研究所の罠にはまったのか、リカンベントとロングクランクの組み合わせに関する検証の道に迷い込んでしまいました。 卒論までの道のりはまだ遠いのですが、ひとまず172.5mmクランクに関する検証結果をまとめてみたいと思います。

LOW-RACERの仕様変更と時期が重なってしまった事と、手に入れたクランクがコンパクトクランクだった事もあり、クランク長のみの完全な水平テストとはなりませんでしたが、それでもクランクの違いを十分に感じられるテストになりました。 ちなみに従来からの変更点は以下の三点に止めています。

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1.170mmクランクから172.5mmクランクに換装(盛豚の身長は173cm・Xシームは110cm)
2.チェーンリング(フロントギヤ)53T-39Tを50T-34Tに換装(コンパクトクランクに付属)
3.リヤホイールをWH-R540(1,045g)からWH7850(794g)に換装

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結論から言うと、ほぼ考察で立てた仮説通りの効果が確認できました。

チェーンリング(フロントギヤ)の変更によって若干ギヤ比が軽くなった事や、リヤホイール性能向上の影響もありますが、ギヤ比については予め減速比を計算して把握しておき、同等以下の減速比となるギヤを集中的に選んで多用しています。 その一方でLOW-RACERのフレームを加工していた二ヶ月間はほとんど自転車に乗っていないので、ブランクがある事も考慮に入れています。 

まず従来よりもロングクランクとなったので、てこの原理で言うレバー比が上がった事により、発進・加速・巡航・登り・向かい風の全条件下で足に掛かる負荷が軽くなりました。 結果、従来よりも脚力を使わずに同じ速度で走れるようになり、同じ脚力の感覚で走ると明らかに3~5km/hほど速度が上がりました。 平坦な道では手抜きをしても従来通りの速度を出せてしまいます。
特に顕著な差が出たのは、登り勾配や向かい風の中などの負荷が大きい状態の時に、従来は速度を維持するだけで精一杯だった場面でも加速出来た事で、向かい風の中では最大で10km/hも速い事さえありました。

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一方で脚の伸展域が大きくなった事により、脚が回し難くなったりする可能性があるのではないかと予想していたのですが、その予想に反して呆気ないほどにすぐに馴染みました。

(「馴染む、実に馴染むぞ… ジョースターの血は馴染む… フハハハハハ…!」はっ!?)
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また、脚の各関節に炎症などのダメージや負荷が発生するのではないかとも予想していたのですが、一回目の150kmロングライドではブランク明けだった事から大腿部外側上部に僅かな張りを感じたくらいで、二回目の150kmロングライドでは従来よりも軽い疲労感だけでした。
従来の同条件化での経験と比較すると筋肉疲労については明らかに軽減されており、特にロングライドの中盤~終盤の走行速度のタレ具合が軽減されて、炎症などのダメージもない事が実感できています。

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タイム測定などで数値化していない感覚的な評価ではありますが、従来は150kmも走ると脚の数箇所で軽い炎症が起こっていたのに、ブランク明けでいきなり150km走っても脚の各関節がほとんど炎症を起こしていない事からも、ロングクランクによる慣性・軸トルクの増幅と負荷の軽減が実現していると結論付けていいと判断しました。

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次はいよいよ175mmクランクです。

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身長173cm・Xシーム110cmの盛豚がリカンベントでクランク長を170mm→172.5mmに変更しても、クランク長の目安と言われている(身長÷10cm)に収まっていますし、ここまでのテストでレバー比の向上による恩恵を享受できつつ、デメリットは発生していない事が確認できたので、次は(身長÷10cm)と言う目安に対してもロングクランクと呼べる領域の175mmを試してみたいと思います。

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175mmクランクのテストを始めるにあたり、今回の検証結果から事前に予想される事は二点挙げられます。

1.慣性と軸トルクが向上して更に低負荷で走れるようになる
2.今度こそ脚の伸展域が対応の限度を越えてしまい、炎症などのダメージが出るかもしれない

1についてはほぼ間違いないのですが、問題は2が発生してしまうかどうかという事です。 クランクをどんどん長くしていくと、いずれ脚の伸展域が大きくなり過ぎてペダルを回し難くなり、長時間運動に対応できないほどの限度に到達するのは確実ですので、つまるところクランクをどこまで伸ばして良いかのカギを握るのはこの点でしょう。 クランク長を長くするほどに諸刃の剣とも言える領域が迫って来る訳です。
街乗り程度の走行テストでは不十分ですので、例によってロングライドを含めて十分な距離を走る事で検証してみたいと思います。

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