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リカンベントのポジション調整 2 (M5のシート形状対策)

ロードレーサーに乗る人がお尻とサドルのフィット感を追求して、色々な銘柄・形状の物を試す事があると聞いた事がありますが、リカンベントでもシートのフィット感を追求して試行錯誤する事があります。

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M5のメンテナンスと手直しをするにあたり、チェーン交換を兼ねてチェーンラインをストレートラインからハンガーラインへ変更した他、ハンドル周りやシートのマウントを変更しました。 また、シフターに作動不良が発生したので、とりあえず急場凌ぎとして手元にあったWレバーを取り付けました。
こうして暫定仕様ながら自走が可能になったので、早速ハマモトサイクルさんに行ってヘッドレストとシートクッションを調達しました。 こちらではリカンベント用パーツが店頭在庫で取り揃えられている上に、誠実で責任ある対応や作業精度のレベルが自動車業界並みに高いので、細かい事が気になる盛豚でもヘッドレストの取り付け角を後で微調整する必要が無いほど正確に取り付けて頂けました。

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(これは余談になりますが…、
所有している自転車を専門店に出してカスタムや修理を依頼すると、工賃を支払っているにも拘らずハンドルの向きやブレーキレバーやシートなどバラしたパーツの向きや角度が正しい方向を向いて取り付けられておらず、そのままではとても乗れない状態で返って来たりする事があります。 百歩譲ってブレーキレバーやシートのチルト角度などにはオーナー毎の好みがあり、どのみち最終的な微調整が必要になるとは言え、ハンドルポストやサドルが左右に曲がっていて結局自分で取り付けやフィッティングをやり直すハメになるケースがあります(整備をこなせる自転車友達として商売ではなく無償で加工だけを依頼したというのなら問題ないのですが…)。
因みにこれを自動車業界に置き換えて例を挙げると、ハンドルとペダルを社外品に交換した場合にそれらのパーツが斜めに付けられて返って来る事はまずありません。 取り付け工賃を貰おうが無償サービスであろうが、仕事としてキチッと遂行するのは当然だからです。 これは正規ディーラーからOートバックスやそこらの個人業者に至るまで、どの業者にでも言える事で、車検があるとか無いとかに関係なく責任を持って仕事をキチッと遂行するという意識レベルの問題です。
ちなみにリカンベントのシートにはマウントやヘッドレストに固定する為のネジ穴が幾つか開けらる事になるので、こうした箇所にはお店のレベルの違いが良く現れるのですが、ハマモトさんで作業をお願いした加工箇所や車体については、自動車業界みたいな質の高さで仕上げて頂けるので、いつも安心してお任せする事ができます)

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今回手に入れたM5にはとある販売店のオリジナルシートが付いていました。 オリジナルパーツに乏しいリカンベントにはありがたいアイテムで、車体色に良く似合う銀色のグラスファイバーシートはちょっとお気に入りポイントです。 しかしながらこのシートにはショップオリジナルシートにありがちな寸法的な課題がある事が発覚したのです。

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市販リカンベントのシートはある程度万人向けの寸法・形状で作らねばならないので、パーフェクトなフィット感は望むべくも無いのかもしれません。 しかしそうであればなおさら自動車のシートみたいにやや大きめなシートはあっても、「窮屈なシート」があるのは市販用工業製品としては不自然です。
実はFRPも含めて樹脂成形品には、成形・乾燥行程において収縮が発生します。 そのため予め完成時の寸法・形状よりも大きめに作り始めるものなのですが、その収縮率は形状や骨格となるファイバーなどの影響もあるので一概ではありません。 こうして本来の寸法・形状よりもやや大きめの物や小さめの物(つまり失敗作)が散見される訳です。 中にはムーンクラフト社製みたいに完璧な製品も稀に存在しますが、同社は格が違うので例外と言っていいでしょう…。

 

ところでこの銀色のシートですが…、ちょいと全長が短くて身長173cmの盛豚がシートクッション無しで座ってもややタイトです。 China Mascot Products LOW-RACER と一緒に手に入れたメーカー不明のオリジナルカーボンケブラーシートに至っては、明らかに全長が短くてシートクッション無しでも上半身が収まりきれず、背中をかなり丸めて縮こまれば座れるのですが少なくとも盛豚の身長には小さ過ぎて呼吸が苦しくなるので、スポーツ走行どころか通常走行にさえ適しておらず死蔵したままになっています(たぶん身長~165cm位の人にはフィットするんじゃないかと…)。
今回の銀色のシートはこのカーボンケブラーシートほど窮屈ではありませんが、シートクッションを付けたら同じくらい窮屈になってしまいました。

しかしながらこの銀色のシートの外見は非常に気に入っており、諦めるのは余りにも惜しいので何とかしたいところですが、グラスファイバー製のシートでは寸法・形状の変えようがありません。 そこで今回はシートクッションの調整で対策をする事にしました。

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シートの全長の短さの対策としてあれこれ考えた結果、上の画像の青い部分を削って赤い部分を肉付けする事によりタイト感の緩和を狙う事にしました。 これを容易にしてくれるのが今回選んだベロクラフト社製の三層メッシュシートクッションです。

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このシートを裏返して接着部(赤い点線の部分)をハサミで20cmほど切ります。 切り過ぎると真っ二つになるかもしれないので(笑)、切る長さは最低限度にしときます…。

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二層メッシュシートクッションだと中身はカラですが、三層メッシュシートクッションの場合は中に一層のメッシュが入っているので、これを取り出します。

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中身のメッシュは2ピースに分かれていました。

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先端は肉抜きしたい一方で肩甲骨の位置は肉付けしたいので、こんなカンジに位置を見立てて短いピースを反転させて上の方を重ねてから、細いタイラップで二つのピースを固定して中に戻します。

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作業しているとメッシュの破片が床に散らばっていました…。

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外見からじゃあちょっと分かり難いかもしれませんが試乗してみると効果は抜群です。

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こういう事もあろうかと、今回のシートクッションはレーサーには不似合いな三層メッシュを選んだのですが、レーシーな二層メッシュの裏側を切って後から独自に用意した別の素材を入れるのも一つの方法ですね。

これで銀色シートは続投決定です!

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リカンベント」カテゴリの記事

コメント

もう試走したんですね! 早いやないですか!
おニューのVentisitを何のためらいも無くカットするとは、なかなか大胆な一面もお持ちやったんですね(笑)
このシートは私もNAKAGAWAに入れてるのですが、非常に綺麗な半面、色んな面で曲者で苦労させられてます。
詳細は今度お会いした際にでもお話します。
ハマモトさんとこは、良心的で信頼おける優良ショップなので私も頼りにしてます。

(PS) 日曜タチさんとポタりに行きますが、お暇でしたらお披露目に来て下さい。

>やまおかさん
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今晩は。
取り付けてみたら窮屈だったので、おニューのVentisitと言えど容赦なく切りました!(笑)
フォークコラムの加工が終わっていないので、ひとまずピンクのフォークを組み込みました。 ブレーキとディレーラー交換は今からやります…。

確か、このシートの元ネタは、HP Velotechnik製のFRPシートだったと思います。
そいつを国産で、カーボンシートに出来ないかってことで、動いていたような・・・。

私も持っていますが、元々、ローレーサーに合わせたシート形状ではないので、
取り替えたら、首が痛くなってしまいました。明らかに、購入失敗事例w
そういえば、やまおかさんからヘッドレスト頂いたのに、まだ、付けてないわ^^;

>kinoPさん
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初めまして。 コメントありがとうございます。
今日のポタ会でやまおかさんから同様のお話を伺いました。 スピードマシン用がベースになっているそうで。
今日一日走ってみた感じたのですが、確かにミッドリカンベントの取り付け角に適した形状ですね(ただ全長が少々短いですが…)。 ローレーサーの取り付け角度には適さない様で、前オーナーが起こし気味に取り付けられていた訳が良く分かりました。
LYNXXに回すべきかも!?

あぁ~どうりで!
同じ形のなんちゃってカーボンシート(狼の皮を被った山羊みたいなFRPシート)
が元からBARONとphantomについていますが、phantomはしっくり来るのですが、BARONは背もたれが寝すぎて詰め物していたのは、その所為ですね。
サイズに関しては私には些か大きいようです。
リカンベントに於いて簡単に換えれないシートの形状は永遠の課題かも・・・

>えむきゅうさん
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冷静に観察してみると特に背面に対する座面と背もたれの角度・形状に違いがありますよね。 以前mixiにUPされてたEl gatoさんの「ローレーサーの登坂と呼吸」の論文の影響で、たまたま姿勢と呼吸を見直して試していたところでしたので、今は背中が丸まらないポジションを試せて好都合かなと思っています。
でも最終的にはローレーサー用シートに取り替えるかも…。

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