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『その先』にある物

ヒトには他の動物とは違って「もっとそれ以上を」という欲望があると言われています。

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乗り物趣味においてもこれは顕著で、利便性だけでなく新しい肉体的感覚と快感を求めて少年期に自転車に乗り始め、エネルギーを持て余した青年期には更なるパワーとスピードを求めてオートバイや自動車に移行していく例も少なくありません。 また自動車などで欲望に歯止めが掛からなくなると、よりパワーの大きい車体に乗り換えたり手を加えてパワーアップしたりして、気が付けば一つの車体にもう一台分の金額を注ぎ込んでしまっているケースもあったりします。 ですが余程のお金持ちでもない限り、乗り換える事はあっても同時に何台も趣味の自動車を所有する人はいないでしょう。

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これに対して自転車趣味を楽しむ人達は、折り畳み自転車やマウンテンバイクやロードレーサーなどの複数のジャンルを楽しんだり、それらを同時に所有する人が少なくありません。 これは一台当たりに必要な費用がオートバイや自動車に比べて安価ないせいもありますが、もう一つの理由があると感じています。

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複数の車輌を同時に所有していると、家族など近しい人から「同じ物を何台も持っても無駄なだけだ。 一台あれば十分だろう」と言われた事がある人も多いのではないでしょうか? 関心の無い人から見ればマウンテンバイクもロードレーサーも同じ自転車に過ぎない訳ですが、自らの趣味として取り組んでいる人にとっては全く別のモノです。

例えるなら多くの音楽家が一つの楽器だけでなく、ピアノもバイオリンもフルートも一通りの楽器を嗜んで弾きこなす様なものです。 その中でバイオリン奏者が本業の人は少なくともバイオリンに関しては、成長してステップアップしながら段階的に新しいバイオリンを手に入れても、それまでの物を安易に処分せず複数のバイオリンを所有しており、その一つ一つの異なる性能や特性を理解して使い分けているのと似たようなものです。

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自転車乗りの中でこうした人はロードレーサーを所有している人の中に多く見られ、クロモリやアルミやカーボンやチタンなどの様々なフレーム材質の物を同時に所有していたり、同じカーボンレーサーでステップアップしながら二台も三台も所有されているケースがあります。
もちろん寿命でフレーム強度が落ちてしまったから買い足すケースもありますが、経験を積む事で「今ならビギナーの頃には不釣合いだった高性能車に挑戦してみてもいいかもしれない。 今の愛車では届かない『その先』にある物を見てみたい」と感じた事こそが、大きな動機なのではないでしょうか?

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盛豚がリカンベント・ローレーサーに乗るようになって一年以上が経ちました。 初めは圧倒されていたChina Mascot Products LOW-RACERにも乗り慣れて、構造的な課題を見つけては克服するべく手を加えて一定の水準に達し、その過程で多くの方々のご厚意で様々なリカンベント・レーサーに試乗させて頂ける機会に恵まれて、色々と学ばせて頂いた一年間でした。

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日頃お世話になっているベントライダーのある人は既に複数のリカンベントレーサーを所有・使い分けてられて、またある人はアルミフレームのレーサーから『その先』を求めてカーボンフレームのレーサーを手に入れ、またある人は同じアルミフレームで『その先』にあるより高レベルのレーサーへとステップアップしようとされています。

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そして今、一定の水準に達したLOW-RACERの『その先』を見たいと感じている自分がいます。 アルミフレーム、クロモリフレーム、カーボンフレーム…。 考え出したらキリがありませんし、入手方法や保管場所や予算も含めて現実というものがあります。
常々、人が進む道には『原点』と『その先』と『到達点』があると考えているのですが、もしこれらの現実が符合する日が来たら…、もしかしたら盛豚の『その先』は『到達点』となるのかもしれません…。

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リカンベント」カテゴリの記事

コメント

うーん、ギック!と思いながら読みましたf^_^;
第一目標だった山を導入初年度に登っておりてしまったので
MTBのグレードアップorフレーム変更を真剣に悩んでいます。
欲が出てくるとダメですねぇ。
急ぐ必要がないのはわかってはいるのですが
工学知識に基づいたパーツ選定をしている山遊び店店主と
出会いこの人が組んだバイクに乗ってみたいという欲求が…。

最後に書かれている

“常々、人が進む道には『原点』と『その先』と『到達点』があると考えているのですが、もしこれらの現実が符合する日が来たら…、もしかしたら盛豚の『その先』は『到達点』となるのかもしれません…。”

良くわかります。結局、最後(辞めてしまう)まで答えは出ないんでしょうね。

長々と申し訳ありません。
今回も良い文章ありがとうございます。

『その先』は見えそうですか?
趣味の世界ものめり込むと結局行きつく先はないような気がします。
もっと速く、もっと楽にと物欲は留まるところを知りません!
でもそうやって熱くなれる趣味があるってことは、少なくとも無趣味な味気ない毎日を過ごすよりはよっぽどマシですよね。

>山ちゃんさん
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私もかつて「この人が組んだ自転車に乗ってみたい」と思っていた頃がありましたが、今では自動車と同じで可能な限り自分で触りたいです(自動車のロータリーエンジンに関しては、プロショップよりも自家製エンジンを信じています…)
色々と手直ししたLOW-RACERは、色々と勉強させて貰う一台目という意味では良い叩き台でしたが、もうこれ以上を望むのは難しそうです。 程々で納得しておいた方が賢いのだと頭では分かっているのですが、一台目のツアラーリカンベントのLYNXXから二台目のLOW-RACERを買い足したように、もう一段『その先』を見たい気持ちが前に出て来ました。
私もオートバイや自動車での経験上、「情熱が冷めない限り、最後(納得して辞めてしまう時)まで答えは出ないものだ」と思っています。

>やまおかさん
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お力添えありがとうございました。 お蔭さまで現在進行形です。
何分、私の『その先』は絶版車ばかりで年式が年式ですので、最後は実車の程度次第といったことろですが、週末にでも答えが出ると思います。
自分で探求と試行錯誤をするとなると「これで終わり」というラインはありませんから、手に入れた車体に何となく乗り慣れる事で満足できれば良いのですが、どうも細かい事が気になる性分でして…。 あれこれ試乗しまくったのがかえって毒になったのでしょうか?(笑)

大丈夫。
到達点なんてありませんから。
入手した後の最適化に終点なんてありません。
ウチの旧F5も、何年経っても次にやりたいことが山積みです。

>ツカモトさん
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最適化どころか「とりあえず様子見ポジション出し」が四日経っても終わってません…。(苦笑)

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