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リカンベントオフ会 2014 (前編)

日曜日は毎年恒例のリカンベントオフ会に行ってきました。

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今年もリカンベントの祭典「リカンベントオフ会」の季節がやって来ました。
オーナーや予備軍の集いであると同時に情報交換や愛車自慢や交換試乗会の場として、年に一回だけ行われているローカルイベントなのですが、昨年は調子に乗って厚かましく6台も試乗させて頂いたので、今回は節度をわきまえて控えめにする事にしました。

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最近自分でも思う事なのですが、自分自身がリカンベントについて勉強して理解を深める考察の場として、このブログを私的に運用する機会が増えつつあります。
書き出したら止まらない性格が災いして一部のベントライダーの間では、世間でほとんどその存在を知られていない幻のリカンベント専門誌『リカンベント・スポーツ(やまおか出版ねそべり会社発行)』を読む代わりに、当ブログを読まれている方もいらっしゃると聞いた事があります。(笑)

中には「盛豚に自分の愛車を試乗させたら後で延々と感想文を書くに違いナイ。 雑誌の愛車自慢コーナーに投稿する手間が省けるので、ヤツに乗らせてみよう」などと思ってられる方もいらっしゃったのかもしれませんが、それは思い込みというものです! ( `・ω・´ )/(←真面目くさった顔)。
盛豚は新しい体験や発見があった場合には、後で自分自身が具体的に理解し直す為に一般公開のブログを私的に利用して文章に書き留め、多くを感じるほどにそれらを省かず順を追って余すところなく書いた結果として長文化してしまった事が過去に数回あったに過ぎません(←そう思っているのは本人だけ?)。
そして文章力が低いので文脈やテーマや論点にブレが生じる事を嫌って、「その1」・「その2」みたいな分割記事にする事を避けており、多くを得た時ほど文字数が増えるだけであって、何でも長文に書き記している訳ではありません(←でも結果は一緒!?)。

「雑誌の特集記事代わりに、盛豚が延々と書く感想文を読めばいい」という考えは事実無根であり、「えむきゅうアニキのトライクは厳ついのでヤクザのベンツも道を譲る」と言っているようなものなのです(←誰もフォローを入れない…)。

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そんな訳で今回は会場でも大人しくしておいて試乗台数も絞り込み、試乗レポは一台あたり二行だけにしようという万全の計画を立てて、リカンベント友達の数人に「これに乗って来て」と事前リクエストを入れておいて臨む事にしました(←冷静に考えると指定している分昨年よりも厚かましい…?)。

更にタイミングの良い事にtake3さんの呼びかけによって、「お馴染みのリカンベント友達で内輪の交換試乗と昼飯を先に済ませておこう」という事になり、まずは淀川河川敷に集合する事になりました。

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オンタイムで集合場所に到着すると、既にお馴染みの面々が内輪の試乗会に興じていました。

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早速合流してリクエスト第一号車であるtake3さんのRANS XSTREAM(ランズ・エクストリーム)に試乗させて頂きます。

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この車輌はいわゆるLWB(Long Wheel Base:ロングホイールベース)で、つい最近まで盛豚は余り関心が無かった種類のリカンベントなのですが、最近某サイトでtake3さんがセットアップ中の記事に紹介されていた参考画像を見るや急にカッコ良く見えるようになり、リクエストして乗って来て頂いた物です。

(色のせいか、ホイールのせいか、ライダーのせいか、何しかヤケにカッコイイ!)
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この画像のお蔭でLWBはミッドレーサーに相当する空力の前後フルサイズリカンベントである事が理解できました。 そうなると先日試乗させて頂いた前後フルサイズのチタン・ハイレーサーに共通する走行感と、アメリカンバイクのような開放感が同居したような新境地があるのではないかという妄想と期待が膨らみ、是非とも乗ってみたくなった訳です。

その挙動については以前乗った事があるというタチさんから、「低速でフラ付くので車道での坂道発進の時に、横に自動車がいたら怖くて発進できない時がある」とお聞きしていたので、M5みたいに低速域ではハンドルが一方的に切れ込みながら倒れて来る特性なのだろうという見当をつけていました。
もしそうであるならば発進の時はハンドルの切れ込み・振りに惑わされず、ハンドルは直進状態で軽くホールドしつつ腰で車体の垂直軸のバランスを維持さえすれば、嘘みたいにすんなり走り出す可能性も少なからずあると踏んでいました。

そして着座してペダルに足をかけた瞬間にピンと来ました。 「やっぱりな…」

そのままペダルを踏み込むと同時に、車体の挙動はハンドルが左に切れてグリップ部をクイッと右に振ろうとしますが、その挙動に惑わされず冷静に観察するとそのハンドルにかかって来る力はとても軽く、ハンドルを振り戻そうと焦って力を入れ過ぎると反対側まで切れてしまうので、この特有のハンドル挙動に慣れていない人には冷静に対処するのが困難だと思われます。
ところが前述の通り盛豚はこの挙動をもう少し顕著にして、シートをもっと寝かせてバランスを取り難くなった車輌であるM5に乗り慣れています。 この手の挙動に対処するコツはとにかく車体の垂直軸を意識して、ハンドルの振り挙動が出た瞬間に少しでも早く少しでも小さく振り戻す形で修正舵を切るのが効果的だとすぐに分かりました。 更に言うならば始めから垂直軸を乱さず始めからハンドルの振りの始まりを予測して、振り出す前から直進状態で軽くホールドしておけば、何事も無かったかのように走る傾向があります。

その辺りを意識しながら漕ぎ出すと、案の定ハンドルが振って来ましたがそのわりに垂直軸は乱れなかったので、さほど難無く乗り出せました。

(まるで自分が雲にでもなったかのように、フワ~ッとした感覚が楽しめる乗り味です!)
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ホイールベースのお蔭でとても安定した走りを楽しめます。 ですがそのホイールベースのわりに違和感の無い走りを楽しめる主な要因は、おそらく着座位置と後輪の相対的な位置関係が普通の自転車と大差ない為であり、走行感覚の違和感は「前が長いだけ」で済むからだと思います。
凄いホイールベースによる強烈なインパクトとは裏腹に、意外と落ち着いて楽しめますし広い場所では普通にUターンもできました。

メーカーのサイトではパフォーマンスモデルにラインナップされていて、それなりに速く走る事ができる車種なのですが、数字を気にせず純粋に走る事を楽しいと感じさせてくれるXSTREAMは、レーシングモデルとしてもツーリングモデルとしても使える、贅沢で魅力的な一台だと思います。 

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戻ったところでえむきゅうさんが紫色のローレル… じゃなくてケンメリ… でもなくてICE Monsterへの試乗を勧めて下さいました。

(では遠慮なく…)
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(ヤングオートも真っ青のド迫力な紫色フェンダーに注目!)14051205

このICE Monster自体は絶版車ですが、フルモデルチェンジしたその後継機種は代替わりしながら今もリリースされています。 しかしながら現行モデルとこのMonsterでは色々と乗り味が異なります。
また、正規輸入された三台は完全に同じジオメトリーではなく、この個体はBB位置が高くて掛かりが良かったりリヤアームの付け根の構造が造形に凝っていたりと、細かい仕様の違いがあるそうです。

そしてこの個体は特に反応性が良いと言われていて、実際に盛豚もChinaMascotProducts LOW-RACERで走っていた時に、165mmクランクが入っていてパワー効率が低い仕様だったにも拘らずシグナルグランプリで38km/hまで並び続けて来たという、トライクとしては驚異的を超えて恐るべきパフォーマンスを何度も見せつけられています。

この車体については単に乗ってみるだけではなくパフォーマンスを確認したかったので、念の為に河川敷の広いコースへ移動して走ってみました。

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コース上に人気が無い場所まで行ったところでひとまず車速を上げます。 フィッティングとホールド性の高い魔法のシートについてはやまおかさんの個体で経験済みでしたが、それでもブームが近くてポジション的に少々狭いので特にフル加速している訳でも踏み込んでる訳でも無いのに、アッと言う間に30km/hになっていました。 30km/hも出ると空力的な影響がハッキリと体感できるのですが、漕いでも慣性で流してもフロントスクリーンによって空力的にかなりの効果が得られている事がハッキリと体感できました。

更に今回はフロントチェーンリングに楕円ギヤが、クランクには175mmクランクが組み込まれているので、楕円ギヤの効果による車速の伸びの良さが現れる事に加えて、代償となるペダリングの重さが175mmロングクランクで相殺されている為に、ひたすら車速の伸びが際立ちます。 そしてそれらの走りを受け止めるフレームの反応性の良さと相まって、多少のローレーサーでは太刀打ちできないほどの信じられない速さで矢のように走るのです。

河川敷道路は路面が荒れていますし、トライクの直進操縦性に慣れていなかったので、35km/hに達したところで加速を止めました。
どんな車輌でも加速と車速の伸びには限界がありますから、このMonsterについても空力や反応性が良いとは言え、重量などの関係からどこかで加速の「壁」が出て来るのは明らかです。 しかしながらトライクが(しかもポジションが狭くて全力を出し切れないのに)「軽く」30km/hも出て更に伸びて行くなどという現象は、自分が経験しながらも信じ難いものでした…。

「何だ こりゃ!!」

ローレーサーに匹敵する走行性能があって信号待ちでも脚をつく必要が無く、ゼロ発進時もバランスを取らずに走れてバッテリーライトなどの重量増も気にならない…。
その走りに圧倒されると同時に、何故えむきゅうさんがいつもトライクに乗って来られるのかが理解できました。 これならツアラーモデルのリカンベントバイクよりも明らかに速いですし、レーサーと名打っているモデルでも本格的なレーサーでなければ太刀打ちできません。 ブームのセッティングがライダーの好みから1cm以上ズレていたら、OPTIMA BARONでさえこのMonsterに並ばれるでしょう。

「そりゃあChinaMascotProducts LOW-RACERに並んで来るわけだ…」

完全に納得がいきました。 お互いに175mmクランクに交換した今、もう一度あの二台で並べたら今度は確実に負けるでしょう…。

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頃合になって来たのでそろそろ昼ご飯を食べに行こうという事になりました。 リカンベントがトレーンを組んで走る姿は壮観ですね。

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一番後ろから見ていたらさぞ見応えがあったでしょう…。

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悠然と走るRANS XSTREAM。 カッコイイなぁ…。

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そしてえむきゅうさんの秘密基地に自転車をデポして…

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近所にあるちゃんぽんの大鶴商店さんへ。

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ちゃんぽんセットを頂いたのですが…、これが見かけによらず凄いボリュームで(食べてみると見た目の倍ぐらいの量がある…)、take3さん以外は皆ヒーヒー言いながら食べました。 いつも麺類は汁まで全部たいらげるタチさんでさえ、今回ばかりは丼の底を拝む事なくお店を後にしました。

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腹ごしらえも済んだのでいよいよオフ会へと向かいます。 秘密基地に戻ってゴンタ君に癒されてから出発しました。

(よく見るとやっぱり紫色に光っているリヤフェンダー…)
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(先日大阪から自走で琵琶イチに行ってきたトライク…)
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大阪城公園の森林コースを進みます。 もう初夏の趣きですね。

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会場に到着すると主催者の方から記念品を頂いちゃいました。 ラッキー!

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昨年とは打って変わって今年は皆さん交換試乗会に積極的ですね。

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盛豚のM5は空力と呼吸効率を重視して少々特殊なポジションセッティングにしてあるので、シート角が寝過ぎていてあまり操縦性が良くないのですが(ハンドルにしがみ付かずに腰と背中で垂直軸を維持して走らせるセッティングです)、そんな事など意にも介さず易々と乗られているツカモトさん。 お会いする度に毎回盛豚の車輌に試乗・チェックして頂いているのですが、安定感の高さが印象的でやまおかさんみたいにハンドル操作の舵角が非常に少なく、推進力に頼らず垂直軸のバランスを維持して乗られるベントライダーならではの乗り方は流石です(試乗後に高評価を頂きました)。

流石に金属フレームで年式も古く目新しい物が無いせいか、M5に試乗したいと言って来られたのはツカモトさん・他、数人のマイミクさんのみでした。

あっ…、この後に試乗された人から感想を聞くのを忘れてた…。

(毎度ありがとうございます!)
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そろそろ試乗させて頂きましょうかね。 まずはTSUNAMI改ハイレーサーに乗らせて頂きました。

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ベースとなるChinaMascotProducts TSUNAMIは前輪が406サイズ・後輪が26インチのミッドツアラーなのですが、この個体は前輪を前輪をフロントフォークごとフルサイズ(26インチか650C?)・後輪を700Cに変更されていて、ハンドル周りはオープンハンドルに変更されています。
前輪が大きくなる事によってキャスター角が寝てしまい、加重バランスがノーマルよりも後輪に偏ってしまう筈なのですが、シート位置などを見直して入念に荷重バランスを補正されているようです。 以外にも低速から乗り易くて、前後バランスは良く取れていたのが印象的です。
またオープンハンドルの寸法・形状も非常に操作性が良く(上の画像のハンドルグリップの若干斜めに開いた絶妙な角度と、ヒザとのクリアランスに注目!)、このまま販売されていてもまるで違和感は無いほどの出来栄えでした。

実はTUNAMIハイレーサーから下りた瞬間に突風が吹いて会場のリカンベントが大量に倒れてしまい、引き起こし作業に追われる中で画像を撮影するのを忘れてしまいました(Satoさん、某サイトより拝借しました…)。

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そしてこの後EI Gatoさんから声を掛けられたのを皮切りに、「大人しく台数を絞り込んだ試乗計画」はその方針を大きく変更する事になるのです…。

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(後編)に続く

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コメント

ツナミのハンドルバー、ZOXに付いてたツルッとした奴の方がデザイン的にはすっきりしてるんですよね...

>Satoさん
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ツナミのハンドルバー、グリップ周辺が垂直では無くビミョーに斜めになっていて、ヒザとのクリアランスが同じでも垂直になってるハンドルよりは膝に干渉し難くいので、安心して乗れました。 昨年乗らせて頂いたZOXも十分なクリアランスがあって乗り易かったと記憶しています。
しかしながら好みの問題でまだ手を入れる余地があるという辺りは、やはり付き合いの長いオーナーさんならではですね!

いやーそうなんですよ。
「ハンドルを振り戻そうと焦って力を入れ過ぎると反対側まで切れてしまう」右で踏み込むと車体が左に寄れるのでハンドルを右に切る。この動作が坂道発進とかだとブレが大きくなって難しくなるんですよね。
垂直軸意識して走り出せるように精進します^^

走り出しは難しいけど、走り始めると極楽。
ツンツンしてるけど、走るとデレるって感じで楽しい自転車です

>たけ3さん
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>ツンツンしてるけど、走るとデレるって感じで楽しい自転車です
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上手い表現ですね~。 ツンデレかぁ…、言われてみればそうかも…。(←ちょっとタイプw)

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