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リカンベントの見え方検証会に参加してきました

日曜日はtake3さん主催の『リカンベントの見え方検証会』に参加してきました。

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直立姿勢のまま乗る乗車姿勢のアップライト自転車に比べて、リカンベントは座ったり寝そべったりする乗車姿勢になる関係から全高が低くなりますし、前方投影面積が少なくなる事や体の下に脚が見えない事などから、「相対的に見え難い存在」であると言われています。
自動車のハイマウントストップランプによる追突事故の大幅な減少効果などを鑑みると、逆に全高が低いリカンベントは視認性が下がる可能性を持つ事は否めません。

そこでtake3さんの呼びかけにより、リカンベントが自動車からはどのように見えているのかを確認・実感する為に、ロードレーサーとハイ・ロー・ミッドの各リカンベントに加えてリカンベントトライクと一通りの車種を集めて、同一条件下での視認性にどれだけの違いがあるのかを検証してみようという事になりました。

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迎えて当日、検証会は午後からスタートですので先にお昼ご飯を済ませようという事になり、恒例の食べ歩きメンバーはひとまず梅田に集合してからラーメン人生JETさんへ向かいます。

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take3さんお薦めの鶏煮込みそばを頂きました。
(行列ができる理由が良く分かるこの味わい…)

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腹ごしらえが済んだので、西にある天竺… 某埠頭の会場へと向かいます。

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この日のやまおかさんは珍しくハイレーサーのRANS Force 5で出撃です。 しかしそこはそれ、やまおかさんの愛車はハイレーサーであってもその走りは〝やまおかスペシャル″でした。 詳細は後ほど…。

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埠頭へ渡る橋へ上るには、このドルアーガの塔… エントリーを上らねばなりません。 昼間でも薄暗くて気味が悪いこのダンジョン、きっと夕暮れ時や夜間になったらモンスターやドルアーガが出現して襲い掛かって来るに違いありません! 夕方~夜間にここを渡る時は必ず剣と鎧と盾で武装してから突入しましょう…。sweat02

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(薄暗くて怪しい回廊が続きます…sweat0214063007 

(頂上が迫るにつれて、空気が張り詰めて妖気が漂って来ます…!)
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(コーナーの向こうには八手四足の怪物ドルアーガが…!!sweat01
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(激闘の末にドルアーガを倒し、遂に天空の橋へと上ります!)←えむきゅうさんがやっつけた
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(ドルアーガの塔を突破した勇者達!!)
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(世界を救うべく進撃あるのみ!)
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(ハイレーサーのやまおかさん、天空の橋から下界を見下ろしながら走ります!)
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(サイコガンダムとほぼ同じ高さの目線からの眺め。 高所恐怖症の方はご遠慮下さい…sweat02
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(具体的には手前にいるフツーのガンダムMk-Ⅱではなく、後ろのデカい方の肩辺りと同じ高さです…)
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ドルアーガを倒し(←えむきゅうさんが一人でタコ殴りにしました)、サイコガンダムの前を通り抜けて天竺に到着しました。 世界を救ったのであとはリカンベント界の平和を取り戻すべく、テストコースへと向かいます。

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交通量の無いテストコースに到着しました。 自動車からの視認性を正確に確認すべく、10m先・5m先・1m先・助手席の真横・自動車の後輪の真横・5m後方の各位置を測定しながら各位置にパイロンを設置して、それぞれの位置で用意した自転車にライダーが乗った状態を参加者全員が交代で運転席から確認していきます。

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その結果はとても興味深いものでした。 具体的なレポートとその総括については後日take3さんのサイトと幻の専門誌『リカンベント・スポーツ』で大作の論文を発表される予定ですので、今から楽しみにしています(盛豚は気が向けば断片的な事やスピンオフで右直関連の記事でも書いてみましょうかね。 文字数は2~3行くらいにまとめてちょっぴりとね…)。

ちょいとフライングになりますが、参考までに5m先での視認性を車種別にupしてみると…

(ロードレーサー)
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(ハイレーサー)
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(ミッドライダー)
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(ローレーサー)
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(トライク)
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と、こんなカンジでした。
これらはまだマシな方なのですが、1m先・助手席の真横・自動車の後輪の真横に至っては「いないも同然の状態」で、参加者の方々からは〝百聞は一見にしかず″とばかりに普段は想像の域を出ない視認性を具体的に経験した事で、一様に「認識を改めざるを得ないなぁ…」という感想が聞かれました。

(「こんなに見えないものなのか!?」と驚く一同…)
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因みに我等がリカンベント・ローレーサーについてもう少し掘り下げて補足すると、1m先での視認性はこんなカンジでした。

(この位置関係で運転席から見ると…)
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(ヘルメットの天辺が見えるか見えないかで、ほとんど見えません…)
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(え? タチさん、今度はそこに何かあるの?)
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(おぉう、後輪の真横にいたんですか…? フラッグも車体も全然見えませんでしたよ…sweat02
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この後は実走テストでフラッグを付けて走っている各リカンベントを自動車で追い越してみて、その視認性を確認・検証しました。

実は盛豚、日頃からリカンベント・ローレーサーに乗るにあたって、自動車との相対的な位置関係や相手の心理効果などの予測について個人的に考察している事があります。 その中で具体的に検証してみたかった事があったので、take3さんによる検証が一通り終わったところで、個人的に〝右直事故″のシチュエーションを想定した実走テストをして貰ってセダンの目線から確認してみました。
これについては後日にスピンオフ版として簡単にレポートしてみたいと思っています。

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さてと…、検証も一通り終わりましたので個人的な欲望を…。 やまおかさん、ちょいとお借りしますね。
そう、恒例の試乗タイムです!

獲物はコレ! 実はこの日はコレが目当てでやって来たのですが、最近シートを変更されたやまおかさんのRANS Force 5に試乗させて頂きます。

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Force 5自体にも興味があったのですが、先日試乗させて頂いたツカモトさんのForce 5(ホイールを始め随所にかなり手を入れられています…)が硬いと言われるノーマルとは大幅に異なる乗り味だったらしいので、ならばその硬さも含めたForce 5本来の特性を体感してみたいと思ったのが始まりでした。

その上この個体は言わずと知れた〝やまおかスペシャル″です。 M5やX-lowやSpeed machineがそうであったように、このForce 5もタダのForce 5である筈は無いので、期待度が100%を超えて口からはみ出した状態(←どんな状態やねん…sweat01)のまま走り出しました。

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走り出してまず気付いたのは、これまでに試乗させて頂いた〝やまおかスペシャル″とは異なり、ポジションがやや狭くてハンドルが膝に少々干渉する事でした。 その為フルパワーでは走れなかったものの、場所が交通量の無い周回コースでしたので7割位のペースで走る事ができました。

Force 5はストレートフレームのアメリカン・ハイレーサーの中では、特にフレーム角が立ち気味(BACCHETTA系の約20°に対してForce 5は約25°)になっています。 この為同じハイレーサーの中でもシート位置に対してBB位置が相対的に高くなる事から、ペダリングにおけるパワー効率が高くなるセッティングを出し易い事になります(BB位置が高い方がパワー効率が良いという理由については、ペダリングに関する考察の後半で述べた通りです)。

ポジションについて総括するとやはり〝やまおかスペシャル″共通のモノに仕上がっていました。 シート高は可能な限り低く下げられつつ、シート角が寝過ぎず起き過ぎず着座位置が前後にズレたりしない絶妙の角度にセットされています。 BB⇔シート仰角を含めてBBとシートの相対的な位置関係はローレーサーに近いセッティングを実現されていて、ハイレーサーには珍しいストレートタイプのトップロードステム&ハンドルとも相まって、ローレーサーと比べてもまるで違和感の無いポジションに仕上がっています。

そうして走っている内に、他のハイレーサーとは決定的に異なる〝やまおかスペシャル″特有の走行性能が姿を現して来たのです…。

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以前にも述べましたが盛豚はリカンベントの中でハイレーサーはあまり得意な方ではありません。 その理由は盛豚がローレーサーに馴染み深いが故に、相対的に重心が高くてホイールベースが短いハイレーサーは、直進安定性やコーナリング特性においてスタビリティが不足していると感じられるからです。
その上この個体はホイールが700Cなのでtake3さんのBACCHETTA Ti Aeroの650Cみたいな重心の低さは期待できません。 ところがこのForce 5はそうした重心の高さや不安感が全くありませんでした。
これは恐らく最近やまおかさんがシートのマウント部を手直しされた際に、ゴッソリと作り直されたアルミ製のメンバーが有している剛性の高さとその全高の低さがもたらした恩恵ではないかと考えています。 その安定感はtake3さんのBACCHETTA Ti Aero 650C(フレームのダイレクトマウントに剛性の高いメンバーを介してシートが低くマウントされています…)に共通するモノがあり、「今までに試乗してきた700Cのハイレーサーは一体何だったのだろう?」とさえ思えて来るほど、まるで違和感なく「スッ…」と走り出しました。

重心やハンドリングなどから来る挙動をチェックしてみても、他のハイレーサーとは決定的に異なるローレーサーに近いスタビリティを感じる事ができたので、ポジションの制約が許す範囲で可能な限り速度を上げてみました。
フロントフォークのトレールオフセット量がやや大きめなせいか、ホイールベースの短さのわりにローレーサーみたいな直進安定性で、速度が上がってもハイレーサー特有の不安感(盛豚が個人的にローレーサーとの相対的な違いとして感じる差の事ね…)は全く感じられません。

コーナリング特性についてはターンインからクリッピングポイントの手前までは、〝やまおかスペシャル″のローレーサーに良く似て車体のバンク角に比例した素直なニュートラルステアリングです。
クリッピングポイント手前から立ち上がりの間については前後700Cのホイールサイズとフロントフォークの大きめなトレールオフセット量の宿命か、ロードレーサーと同じ様にハンドルが直進状態へ向かって戻ろうとする〝反発力″が発生するので、戻り過ぎないように軽く押さえ込みつつ操作する必要がありますが(ローレーサーは前輪が小さいのでこの反発力がほとんどありません…)、ハイレーサーにありがちなアンダーステアは感じられませんでした。

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四つの直線とコーナリングをクリヤーしてスタート地点に戻って来ました。

総括して簡潔に述べるとすると…、
「この個体はハイレーサーの皮を被ったローレーサーです」
としか言いようがありません。

硬いと言われるForce 5ですが最近導入されたユーロメッシュシートが効いているせいか、ツカモトさんの個体と同様に剛性感は感じますけど硬くはありません。 ジャダーに悩まされて乗り心地も硬過ぎるアルミフレームとは違い、クロモリフレーム特有の素晴らしい乗り味です。

ローレーサーよりも短いホイールベースとハイレーサー特有の高くて後輪に偏った重心バランス(フロント加重不足)とオープンハンドルにありがちな、高速域での直進安定性不足は微塵も感じられませんでした。

※…(オープンハンドルのメリットは以前に述べましたが、長いレバー比のせいでハンドリングに力が入り易い事が高速域の安定感では裏目に出てしまうというリスクも内包しています。 これについては関西リカンベント界が世界に誇るサイボーグ・ベントライダーのfoxhounderさんがTROYTEC REVOLUTION LRで走る姿を観察して真似をしてみると良く分かるのですが、オープンハンドルを高速域でも安定した操作で乗るには、グリップを外側からではなく上から包むように握るのが効果的なのですが、これは意外に高等技術なので慣れを要します…)

(トップロードステム&ハンドルならではの低速~高速安定性が素晴らしいこの一台!)
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さてと、検証も試乗も全部終わりましたね…。 これにて現地解散という事で、後は有志で恒例のグルメポタに突入です…。(笑)
西宮へ肉丼を食べに行きたいオーラをビシバシ放っているやまおかさんをみんなで押し切り、仮釈放のえむきゅうさんの門限的に都合の良い千林方面へ向かいます。

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大阪北区の混雑を避けて、R43→毛馬閘門の区間は交通量も信号もほとんど無い秘密の回廊を通り抜けて…

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ねぎ坊主さんで…

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昼限定メニューのラーメンをえむきゅうさんのドスの効いた交渉で、無理やり… 特別にお願いして…

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仕上げは角屋さんスイーツを頂いてから解散したのでした。

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参加された皆さん、お疲れ様でした。 また次の機会も宜しくお願いしますね。

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……

P.S. 解散後にやまおかさんが素直に帰路に着いたのか、それとも西宮方面の闇夜に消えていったのかは誰も知りません…

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コメント

検証お疲れ様でした。
7月はちょいと忙しいのでまとめがいつになるやら…記憶が熱いうちに文字化しておく方がよいんですけどねぇ


それにしても、インプレながっ
こりゃ私の検証記事いらんかな?

生憎仕事が重なり参加出来ず、残念でなりません…。
それにしても、信号待ちでよくある状況だと本当に見えませんね。
フラッグと一緒にファイバーフレア等の散光の強いテールライトを併用するのが良さそうですが、あまり明るすぎるとドライバーが眩しいのではないかという思いもあります。

高速域でのオープンのハンドリングですが、うちの2台はそんなにシビアな反応はしないですね…。
ハンドリングに安定性が無いのは、コラムより前に重量が偏ってるからではないかというのが私の見解です。
オープン特有の症状ですね。
上からグリップを握る(正確には載せているだけ)のは、単に楽だからという理由だったりします^^;
一番安定するのは、親指がトリガー、人差し指がグリップ下面、中指がブレーキレバー、手のひらの中心にグリップエンドが引っかかっているだけの状態ですね。

何度も修正を繰り返しながら、完成の域に達してるツカモトさんのF5に試乗された後だったので、今回のインプレは覚悟してたんです(笑)
いつも通り、リップサービス含めかなり色を付けていただいてますが、当の本人はただボォーッと乗ってるだけで、そんな出来の良いマシンに仕上がってるとは(笑)
実は早くもオープン化を進めてまして、次の休みには試走予定です。
これで更にオープンにメロメロにされてしまいそうな私です(笑)


>たけ3さん
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お疲れ様でした。 意外にも暑い一日になりましたね。
この日の様子はザクッと紹介しておきましたので、検証レポートについては宜しくお願いしますね。(笑)
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>それにしても、インプレながっ
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長いでしょう? やまおかさんのForce 5試乗インプレッションが…(汗)

>foxhounderさん
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コンビニ避暑休憩中にすれ違っていたとは不運でしたね…。(汗)
自転車やオートバイの交通安全指導・教育で「近くにいるほど見えない」という実地教育があったのを思い出しますよね。
フラッグはオレンジや黄色などを試した結果、蛍光色(できればオレンジ)が必須である事が確認できました。 ライトも併用すると薄暮~夜間にかけてより有効でしょうね。
そうそう、ご指摘通り最近ドライバーの方々から「最近は自転車のライトが明る過ぎるのが多くて迷惑している」との苦言を耳にします。 そろそろ「適度な光量」について考えなければならない時代が来ているのでしょうね…。
高速域のオープンハンドルのシビアな挙動は、もしかしたらハイレーサーのホイールベースと特有の重心バランスとの兼ね合いもあるのかもしれませんね…。
上からグリップを握る乗り方については同時に手首の〝返し″状態が続く事を意味しますので、試してみると手首のホールド性がUPする代わりに案外疲れ易かったのが印象的でした。 そうですか…、あれでも楽ですか…。

>Yおかさん
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確かに路面追随性と走りの滑らかさについてはツカモトさんのForce 5に軍配が上がると思います(その秘密はツカモトさんオリジナルの手組みホイールにあるのではないかと考えています…)。
ローレーサーがメインの私にとって加重が後輪に偏りがちなハイレーサーの挙動は少々ピーキーに感じるのですが、このForce 5のスタビリティには目を見張るものがありました。 その辺りについてはフロントフォークのトレールオフセット量に起因するのではないかと考えているのですが、ローレーサー並みに「ビシッ!」と安定して走ってくれましたよ!
あっ! でもオープンにしちゃったらバランスが崩れるかもしれませんよ!(汗)

中止になった22日なら参加できたのに…(泣)
こんな素晴らしい機会を逃してしまうなんて、つくづく残念ですわ。
自分の姿がどうやって見えるかなんて、こうやって誰かの協力がないと見ること出来ないですからね。
絶賛のヤマオカ氏Force5も乗り比べてみたかったなぁ。
以前の試乗では、ウチのForce5の方が微妙に直進安定性が高い印象だったんですよ。
それはハンドルとフォークの違いから来ていると思っていたんですが、今回のレポを読むとそうじゃない印象。
シートの違いでそこまで変わっているならば、是非とも試乗して確認したいところ。
俺のマシンの路面追従性は、ホイルもさることながらタイヤの性能もあるかと思いますわ。
ミシュランのPro系使うようになってから向上しているので。

>ツカモトさん
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やっぱり自分の目で見てみると分かり易いですね。 同一条件での車種別比較はこれ以上無いほど車種別の特性を実感できました。
やまおかさんのForce 5の走りは、「まんまローレーサー」でしたよ。 その後オープンハンドル化されたので今日は早速試乗して来たのですが、「やっぱりハイレーサー」に逆戻りしていました…。 ここまで変わるとは想像していなかったので少々意外でしたが、どうやら高速域になるほどにトップロードハンドルの方がスタビリティで有利なのかもしれませんね。
シートについてはやまおかさんとtake3さんが口を揃えて「FRPの頃は跳ねまくって強烈だった」と仰られていたので、どうやらバシェッタ・メッシュシートの効果が非常に大きいみたいですね。
ミシュランPRO4については私もLOW-RACERで使っていますけど、やはりツカモトさんのForce 5の路面追随性に関してはホイールの影響が大きいと感じますので、タイヤとホイールの相乗効果かもしれませんね。

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