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LYNXXの駆動系・変速系を更新しました

LYNXXの駆動系・変速系が消耗してきたので見直しがてら一部を更新しました。

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LYNXXは主にデイリーバイクとして乗っているせいか、盛豚の愛車の中では一番多くの走行距離を走っています。 まぁそれでも未だに累積走行距離が1万kmに満たないのですが、やはり駆動系がらみの消耗は他の愛車に比べてそれなりに早くなります。

以前、走行5千kmを越えたところでクランク等の仕様を一部変更した折にチェーンを交換しているのですが、LYNXXには過度な高級部品を使ったりせず気楽に付き合って行こうと考えているので、その時はシマノ社のHG-53(つまりクランクとお揃いのSORAですね)という9速用としては最も安価なチェーンを選んでいます。

(しかしこの選択には落とし穴が…)
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新車で購入したLYXXと後から中古で買い足した二台のローレーサーでの経験からすると、盛豚が乗っているツアラーやレーサーのリカンベントはロードレーサーの2.5倍前後の長さのチェーンを使うわりに、チェーンの寿命の長さは2.5倍にはならず約5千kmで伸びて変速性能が落ちてしまうので、ロードレーサーと大差ないと感じています(それだけならまだ分からんでもないのですが、同じデュラエース級のチェーンを盛豚が使っても豪脚で知られる某サイボーグと同じペースで消耗するという事がどうも腑に落ちません…)。

何れにせよリカベントはロードレーサーよりもチェーン代が高くつくのは確かなので、単価の低いチェーンで我慢してコストを相殺しようと考えてHG-53を選んだのですが、交換してから3千kmにも満たないのに伸びてきて変速性能が落ちてしまいました。
訝しく思ってNET上での評価を調べてみたところHG-53はどうも耐久性に関する評価が芳しくなく、中には「乗り方にもよるけど2千km程度で伸びてしまう」という評価もチラホラ見受けられました…sweat02

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それでもチェーンについてはもう少しやせ我慢して使い続けても良かったのですが、実は変速機がらみで二年以上前からもっと深刻な問題が発生していました。 グリップシフトのゴムが加水分解を起こしてベタベタのネチョネチョのズルズルになっていたのです…。

(グリップシフトのゴムが溶けてグリップとの隙間に詰まってる…)
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その為、変速しようとしても握っているゴム部がズルッと滑ってしまう事がしばしばあるので、最近はまだあまり劣化していないフランジ部分(上の画像で言うとゴム部の左端ギリギリで直径が大きいトコね)を握って操作していました。

(裏面を見るとズル剝けでゴム下の本体が露出してしまっています…)
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(一度運転しただけでグローブの右手はこの有様です…)
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どちらかというと今回は「チェーン以上にグリップシフトの劣化に耐え切れなくなって手直しに踏み切った」というのが正直なところです…sweat01

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対策方法と部品の選定については「LYNXXには無駄に費用をかけない」という従来通りの方針に基づいて行います。
…と言いたいところですが実は近い将来にこの時が来るであろう事を見越しており、既に二年前の時点で部品は全て調達済みでしたので今回は予定通りそれらを丸ごと導入して、純正流用チューンする事にしました。

出所はブロンプトンの純正ダイナモやLM5のブレーキ&ディレーラー一式の時がそうであったように、例によっていつも大変お世話になっているkimotoshiさんから譲って頂いた物で、今回は走行数回でC.A.から取り外されたという美品を物々交換でGetしておいた物です。
そのコンポーネンツはSRAM-X9でそもそもはグリップシフトが目当てだったのですが、「ワイヤーの引き量とかの関係でセット物だしどのみち使うアテもないから…」という事で、グリップシフトだけでなくリヤディレーラーまで譲って下さいました。

盛豚はSRAM社のブランドについてあまり詳しくないのですが、X9はBACCHETTA C.A. 2.0に純正で採用されているくらいですので結構良いグレードの物ではないかと思われます(C.A.に使われている部品は一々高級品で、ホイール一つをとってもシマノ社でいうところのデュラエースとRS81の中間位の物が入ってます)。 特にリヤディレーラーについては手に取ってみた限りではかなり質感の高い物でした。

(明らかに質感が高くて「LYNXXにはちょっともったいない感」すら漂ってます…)
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従来のリヤディレーラーはシマノ社のDeore-LXだったのですが、これについては元々「セッティング性・作動性にがちょっと気難しいところがあるなぁ…」という印象がありました。
その一方でこの機種は同社のロード用コンポーネンツとは異なり、ワイヤーを開放した時のノーマルポジションがトップノーマルポジションではなくローノーマルポジションだったので、グリップを絞り込む方向の動作でシフトアップする事になります。 その為グリップシフトとの組み合わせによる操作性が良くて重宝していたのですが、どのみちワイヤーの引き量が異なるので統一しなければならない関係から、ここで交換する事にしました。

(長い間ありがとうね)
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早速シフターを交換してみたところハンドル周りの雰囲気が大分変わりました。 見た目の印象がシャキッとして高級感すら感じられます。

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特に劣化の酷かった右グリップ周りは別世界といったカンジになりました。

このSRAM-X9を使ってみてまず最初に気がついたのは、シフト操作感が従来のSRAM-ATTACKに比べて格段に軽く、しかも上から下までどのギヤから操作しても操作感の重さがあまり変化しない優れ物だという事でした(フツーはトップ側がやたらと重い…)。
これなら今時のリカンベントの完成車ではツアラーのみならずレーサーでさえグリップシフトが取り付けられているのも納得できます。

正直言って盛豚はこれまでグリップシフトの事を心のどこかで「少々素人臭い部品だ」と侮っていたので、メーカー各社がレーサーにグリップシフトを純正採用している事を内心では笑っていたのですが、これだけ操作感が優れていると逆に操作感では偏りがあるバーコンに拘る理由がなくなってしまいます…。

確かにオープンハンドル車の場合はグリップと手首の方向の関係でひねり動作をし難い為、例外的にバーコンで我慢するかラピッドファイアを選ぶ方がマシだと言えます(あくまで好みの問題ですが…)。 しかしトップロードハンドル車の場合は手首のひねり動作をし易いので、操作性だけを考えるのならばグリップシフトかラピッドファイアの方が有利だと考えています(あくまで好みの話です…sweat02)。

※…(まぁそれでも盛豚がLM5でバーコンを・Force5でラピッドファイアを使うのには、「低速域ならいざ知らず、本気度の高いレーサーみたいに中・高速域での走行が増える場合ほど、グリップが太くなると握り難いと感じるケースがあるのでグリップシフトは嫌」という特殊な事情もあるのですが…)

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(そりゃあメーカー製の完成車にバーコンが全く純正採用されていないのも納得ですわ…)
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そして今回の更新の発端となったチェーンについてはHG-93のアルテグラに変更しました。 取り付けにあたり今回は思うところがあったので前回とは違い純正グリスを落とさずそのまま組み付けています。

そうそう、9速用チェーンといえばとうとうデュラエースの供給が止まりましたね。 シマノ社のパターンでは型落ちになると下位モデルとアルテグラを残して段階的にラインナップが絞り込まれていき、最終的には下位モデルが残る傾向があるようです。

盛豚はこれまで複数のグレードを試した経験から今では9速・10速を問わずアルテグラに統一していますので、今後9速・10速用チェーンのラインナップを更に絞り込む場合は、できれば下位グレードではなくアルテグラを残して貰えると有り難いのですが…sweat02

(シマノ社さん、でひ一つアルテグラを残す方向でご検討願います…)
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組み付けが済んだので作動幅をチェックしてみると、ロー側もトップ側も一切調整の必要がない状態だという事が確認できました。 そこでワイヤーテンションを調整すべく早速試乗に繰り出したところ、走りながらちょいちょいと微調整しただけですぐに作動は完璧になりました。
従来仕様のような微調整の気難しさはありませんでしたし、変速性にはこれまでのようなのんびり感やもたつきもありません。 まるで地上波アナログ放送時代のTVのチャンネルを変えるみたいにスパスパと変速しますし、誤作動は一切ありません。

盛豚はこれまで所有してきたリカンベントについて何れも駆動系を一通り仕様変更していますが、微調整を必要としなかったのは今回が初めてです(特にシマノ社10速仕様の場合は顕著なのですが、シマノ社のコンポーネンツの場合はディレーラーの作動量に偏りがあるのかそれともシフター側の問題なのか分かりませんが、大抵4~5~6速の辺りに変な谷がありこの区間の作動が安定し難い傾向があると感じます。 そこでこの区間を優先した調整をし過ぎると今度は1~3速の作動が決まらなかったりするので、双方の区間を両立すべくワイヤーテンションの微調整に手こずる事がよくあります…)。
まぁ偶然という事も少なからずあるのかもしれませんが、一度納車整備された物とはいえエンド幅130mmの車種からエンド幅135mmのLYNXXに引越ししたにも拘らず、ほぼポン付けの状態でここまで完璧に作動するコンポーネンツは初めてだったので感心しました。

従来のSRAM社製シフターとシマノ社製ディレーラーの混成仕様が悪かったのか、それともチェーン代をケチってショボいグレードを使っていたのが悪かったのか、そもそもそれだけSRAM-X9の性能が優れているという事のか、はたまた今回取り付けたSRAM-X9を一度納車整備しているプロショップの腕前が良かったからのか、果たして原因が何処にあるのかは定かではありません(おそらく全部なのではないかという気もしますが…)。

しかしこれだけは言えます。 今回の更新で盛豚のLYNXXの変速性能は新車の頃よりも良くなりました。

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あまりに作動感が心地良かったのでちょっとその辺までの試乗のつもりが走り過ぎてしまい、はやし食堂さんまでお昼ご飯を食べに行ってしまいましたよ。(笑)

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ついでにウエパーへ寄り道して先日も買ったIP(泉ピン子ではない…)の『握り上手』の予備をGet。 

(最近やっとXLサイズに黄色がラインナップされたんですよね…。 待ちかねましたよ…)
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グリップはキレイになったし、シフターは軽くなったし、ディレーラーの質感は上がったし、変速の作動性は良くなったし、今回はホントに良い事尽くめです。

(新車当時に比べると、低コストで大分グレードアップしてきました)
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これでLYNXXの査定もUP間違いなし!? (←売りません、念の為…)

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