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自家用車と福祉車両 2(特装車両からマイカーの範囲内へ)

健常者の方… それも身内や近しい関係に高齢者や障がい者を含むいわゆる要支援者にあたる人がいない立場の方々にとっては、福祉とか介護・介助とか支援という言葉はどうしても重苦しい印象というか縁遠く関心が湧きにくいものかもしれません(かく言う盛豚自身もまた、長い間自分の健康の許す限り自由と快楽を享受する事にばかり目を向ける生活を送ってきました…)。
しかしながら世の中の高齢化が進む中で、「たとえ自分自身が健康を維持できていても、家族や身の回りの事情によりそうした事に向き合わざるを得なくなってきた」という例もそう特殊なケースではなくなりつつあると言われています。

(街中を走っていても、明らかに営業車ではなくマイカーと思しき車両に『国際シンボルマーク』と呼ばれる車椅子のマークを貼っている例を見かける機会が増えました)
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こうした社会的背景を反映してなのか、盛豚の知る限りでは20世紀の終盤には一般向け市販乗用車のカタログモデルの中にも、車椅子に乗っている人をそのまま収容できる福祉車両(最近ではスローパーと呼ばれている車椅子仕様ですね)が登場するようになりました。
初めの内はまだまだ切った張った的な試行錯誤感ある物ではありましたが、歴としたメーカー市販車両の純正ラインナップにグレードの一つとして加えられて市販される事にとても大きな意義がありました。

一般家庭が手頃な車格のリッターカーでメーカー純正の福祉車両を… しかも現実的な価格でマイカーとして購入できる時代がついに到来したのです。

(画像を借りてきました。 1998年にリッターカーでは国産初と思われる一般向け市販車の福祉車両、マツダ社の『デミオi車椅子仕様』が登場。 現実的な価格設定だった事も含めて当時は画期的な事でした)
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(画像を借りてきました。 二年後にはトヨタ社からもリッターカーの『ファンカーゴ 車椅子仕様』が一般向け市販車の福祉車両として登場しました)
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最初の二台が比較的現実的な価格設定にしてくれていた事が影響してか、それまではワンボックス車をベースに多額の費用をかけて専門の業者さんに大改造して貰うより他に入手方法がなかった福祉車両が、今日では自動車メーカー各社から各クラスの普通乗用車にグレードの一つとして用意されて、しかも現実的な価格で供給されるまでに至りました。

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因みに普通乗用車のリッターカーをベースにフロアを切った張ったの大改造してスローパー仕様を作ろうにも、そこまで大がかりなモノコック改造をしてしまったら国土交通相の地方運輸支局に強度証明も含めた構造変更申請を届け出なければならなくなるのですが、法手続きも含めてそんなに大仰な仕事は個人や町場の自動車業者さんの手に負えるものではありません。
つまりそれまでは手頃なサイズのファミリーカーなどで車椅子仕様を手に入れる事が事実上不可能だった訳です。

そしてその後長い年月を経て今日では業務用のハイエースクラスのライトバンを除く普通乗用車ベースだけでも、下は軽自動車からリッターカー・各クラスのセダン&ワゴン・ミニバンと、車格的・予算的に幅広い選択肢が自動車メーカー各社からラインナップされるようになりました。

それを思うだに先鞭をつけたマツダ社とトヨタ社の社会的功績は非常に大きいと言わなければなりません。 二十年近い時を経た今日になってそう言いたくなるほど、今では盛豚自身もその恩恵の一端に浴しています…。

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