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自家用車と福祉車両 6(オプションパーツの選定)

福祉車両の購入にあたって選定した純正オプションパーツの中には、いざ乗り始めると思っていた以上に助けられた物がいくつかありました。

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純正オプションパーツの選定は一貫して「乗せる対象者を守る為の物を」というテーマで行いました。

まずはサイドエアバッグを選びます。 前から後ろまで側面を保護してくれるので大きくて高価だった上に運転席への乗り降りに便利なフロントピラーのアシストグリップを諦めなければなりませんでしたが、乗せる対象者を守る為の代償と考えれば安いものでした。

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お次は乗り降りの足元周辺に関するオプションです。

高齢者でも乗り降りの負担が少しでも軽くて済むようにと私が選んだ トヨタ ノアを含むノア系三車種(ヴォクシーとエスクァイアを含む)は、二列目・三列目座席への入り口となるスライドドアのフロア高が同等他社品の車種と比べて最も低く、僅か36cmに抑えられています。
一度この高さを経験してしまうと他の車種のフロア高(39〜49cm)が「数字では僅かな差かもしれないけれど体感的には乗り降りのし易さにもっと大きな差を感じるし、ずっとこの高さで乗り降りしろと言われるとキツイなぁ…」と感じるというのが正直なところです。

身長173cmの中年男性健常者である私でさえそう感じる訳ですから、もっと小柄な後期高齢者や身体に麻痺が残っていて松葉杖をついている交通事故後遺障がい者などの人達にとって、この高さがどれだけの負担になるかと考えるとまぁ言わずもがなといったところです…。
そこでもっと乗り降りの負担軽減を求めるべく “もう一段の階段となるステップ” の中から最も寸法的に使い勝手の良さそうな『ステッパルS』を選び、更に暗い時間帯の乗降時でも足元を照らして乗り降りの安全を確保できるようにオプションパーツで用意されているドアやステップ周りのエントリーライト・ステップライトの類は全て追加しました。

(各社とも複数の種類を用意していますがどれも幅や奥行きが不足して踏み外しそうになることがあるのに対して、この『ステッパルS』はドア開口部を漏れなく全面的にフォローできており寸法・形状・構造ともに申し分なくて最も使い易いと感じます)
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(ドアが閉まると自動的に収納されます。 前の方にあるのは跳ね石や泥水などからステッパルSを保護するゴム製の泥除けです)
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とても重宝している『ステッパルS』なのですがその分だけ最低地上高が低くなってしまう為、運転には少々気を使います。
具体的にはノア系三車種に装着した場合で泥除けを除くステッパルS本体の最低地上高は約9cmとかなり低くなります。 しかも2850mmと長いホイールベースが影響して、国道沿いの駐車場に出入りする時は油断していると腹を擦ることがあるので、上手く斜めに出入りするように気をつけています…💧

(腹下に注目すると族車もビックリの最低地上高⁉️)
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日中の乗り降りの時はこんなカンジでよく見えますが、ステッパルS自体は黒く塗装されているので 夜はもし全く照明がなかったら見えないかもしれませんね。

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照明を付けまくった私のノアの場合だと夜の乗り降りの時はこんなカンジになります。
車内の足元を照らしているのはオプションのステップライトで、ステッパルSを照らしているのはステッパルSにセットで付いてくるライトです。

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(青◯のんがステップライト、赤◯のんがステッパルSにセットで付いてくるライトです。 二つのライトで車内外の足元を分担して照らします)
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(更に助手席のドアも開けるとエントリーライトが点いてこんなカンジに。 これらのお陰で夜の乗り降りも安心なので、乗せる人達にも好評です)
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トヨタハートフルプラザさんは同社の福祉車両専門のショールームで、一地方に一軒しかない代わりに展示車両の車種が豊富で非常に充実しています。 ここで車両のみならずオプションパーツについても確認できたので注文の時は大いに参考になりました。
納車後も時々訪れては新しく登場した福祉用の純正オプションパーツをチェックして、新たに買い足したりしています。

例えばこのヘッドレストに取り付けるタイプのアシストグリップは、取り付けてみたところ乗り降りの時に掴まって身体を引き起こすのに重宝すると好評でした。

(樹脂製なので過去にあった金属製の物と比べて手触りの感触もいいカンジです)
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(外側・内側を問わずどの位置でも掴まり易いです)
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センターピラーのアシストグリップは標準装備ですがこれがなかなかに秀逸で、縦方向の長さが同等他社品車種の物に比べて約倍ほどあるので、これにより成人男性から小柄なお年寄りの方まで体格を選ばずに好きな位置を掴んで利用して貰えます。
また小柄な子供の場合はこの下の黒い部分の裏側にある窪み状のグリップを逆手で掴めるようになっており、このピラーの上から下まであらゆる位置をグリップとして活用できるようになっています。

乗り込む時はステッパルSに足をかけてからこのピラーのアシストグリップを掴んで体を引き起こし、そこから今度はヘッドレストに取り付けられているアシストグリップを掴んで体を奥へと引き込みながら横滑りするように座席に座れば、少々足腰が弱っている高齢者でも自力で乗り降りをこなせています。
大きなドア開口部にこれら三つのアイテムが加わることによって、自力で歩ける人であればこれまでに乗り降りに不自由する場面はありませんでした。

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私自身は偶然にも立地に恵まれていたお陰で実車や福祉用オプションパーツの確認や注文にあたって特に不自由はなかったのですが、もし遠方に住んでいて実車を確認することなくカタログを見ただけではここまでの決断はとてもできなかったでしょう。

そこで次回は各メーカー毎に異なる福祉車両の展示・販売体制や購入する時に関係してくる税制を含む優遇制度などについて述べてみたいと思います。

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