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ネイチャー写真と“光と陰”

久安寺へ紅葉を撮りに行ってきました。

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危うく今年は紅葉を撮り逃すところだったのですが、何とか滑り込みで間に合いました。

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この日は晴れ予報だったので喜び勇んで出かけたものの撮り始めるとすぐに曇ってきてしまい、時々回復したりしましたが光線の具合に恵まれた時間はそう多くはありませんでした。

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撮影をする上で「シャッターチャンスを逃さない事」や「構図」などが大事なのは言うまでもありませんが、「光を見極める事」もまた大事だといえます。 特に風景や草花などのいわゆるネイチャー写真では光線の具合が描写そのものの印象を左右してしまうほど発色に大きな影響を与えると言われていますので、盛豚のようにジャンル分けで見るとネイチャー写真を撮る比率が少なくない場合は、構図だけでなく光線の具合についても気をつけながら撮るように心がけなければなりませんね。

例えばこのように同じアングルでも光線の具合が良い時はちょっとは見栄えもしますけど…

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フレーミングなどに気を取られている内に光線の具合が変わってしまっているのに気づかないままシャッターを切ってしまうと、発色が燻んでしまいせっかくの色づきの良い紅葉をうまく引き立てて表現することができませんよね…。

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「影を撮る」と書いて撮影と読み、光線の具合との関係についてその基本は順光で撮ること(撮影者が光にある程度背を向けた方向を向いて、光に照らされている被写体を撮ること)だとされています。 でも実際には「影ではなく光に映し出された色や像を撮る」という意味で撮光とか撮像と呼ぶべきなのだろうかと思ったりする時もたまにあります…。(苦笑)

そしてネイチャー写真を撮る場合には順光より逆光(撮影者が光にある程度立ち向かった方向を向いて、被写体があまり光に照らし出されていない面から撮ること)で撮るのも、有効な表現方法として利用頻度が増えてきます。 光を受けて透けて見える花や紅葉は本当に綺麗な色合い豊かさを見せてくれますからね…。


特にこうして紅葉みたいな色鮮やかな植物を撮る度に「撮影って光を撮る事だよな〜」と再認識します。

(逆光で透けて見える草花は本当に色鮮やかで、紅葉の場合は真紅に染まっていなくても美しく感じられます…)
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この事を念頭に置きながら撮影するようになってからは、ちょっと雲が流れてきて光線が陰ってしまった時でも「あぁ〜、もう!」などと拗ねながら光線の回復をボサッと待って時間を浪費するのではなく、その待ち時間を活用して次の被写体を探すことができるようになりました。
大袈裟な言い方をすれば「以前よりも少しだけ被写体を見つけられるようになった」みたいなカンジですかね…。

(ん⁉️ このくすんだ色合いの紅葉はもしかして素質があるのでは…?)
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(裏に回ってみると…)
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(待つこと約10分… あっ光が差してきた❗️)
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今時のカメラはオートで撮れば露出の決定などを全部やってくれるので、照らし出された葉っぱにピンを合わせると自動的にその部分を優先した露出へと合わせてくれますから、光を受けていない背景は自ずと暗く目立たなくなります。 するとピントと露出が合っている被写体とは像も発色も対照的になるので、ピンを合わせた部分だけが鮮やかに際立ってきます。
そこへ更に露出補正を −1/3段〜−1段 くらいかけてやったりすると、余分な背景はだんだん陰となっていってより目立たなくなりますし、何より被写体の発色もより色合い豊かになります(絞りを開け気味にしてやるのも効果的です)。

もちろんネイチャー写真に限ったことではないのですが、この光を感じ取れるようになった頃からイマジネーションが広がり始めたとでも言えば良いのでしょうか? 撮影が楽しくて仕方なくなりました。
そしてこの光を見ることで生み出される陰も感じ取りこれらを撮し取れるようになると、「撮影とは“光と陰”を見ることなのかもしれない…」と思うようになりました(ちょうどα-9を手に入れてポジフィルムを使い始めた頃だったので、分かり易い条件が揃っていたせいもあったのでしょうけど…)。

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いやぁ、滑り込みで紅葉に間に合ってよかったです。
綺麗な物を見れただけでなく撮影の楽しさも再認識できましたから…。
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