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リカンベントの全長について

先日、某サイトでお馴染みのベントライダーさんとリカンベントの全長について話題になりました。 その考察内容についてこちらでも書き留めておこうと思います。

なお、以前にも述べた通り先般のブログ業者さんによるリニューアルの結果、文章内におけるコピペ機能が無くされてしまった影響で文章の構成などがやり難くなってしまいました。 その為、かみ砕いた細かい解説や複数の判例の枚挙とその照合については大幅に省略して、ただ端的に個人的な認識を述べるに留めておきます。

Dscn2582

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クランク周りが車体の先端部分にあるヨーロピアンリカンベントの中でもミッドツアラー&レーサーの場合は、乗車してクランクを回していくとペダルの位相が変わっていく事により、ペダルが下死点付近に到達して最も車体前方に突き出た状態の時(これを「位相A」とします)とそこから90°回した状態の時(これを「位相B」とします)とでは、クランク&ペダル周りがチェーンリングよりも前に突き出すか否かの関係で、後輪の後端から車体先端部分までの長さで約8㎝(HPV社製チェーンリングガードを無加工でポン付け装着している盛豚のLYNXXの場合は約6㎝)の差異が生じます。
ここで気になったのが「リカンベントの全長は、位相Aと位相Bのどちらの状態で測るべきなのか」という事でした。

(位相A)
Dscn2583

(位相B)
Dscn2584

実はそのベントライダーさんの愛車や盛豚のLYNXXのようなヨーロピアンミッドツアラー&レーサーの場合は、車種やブーム長のセッティング次第では位相Aの時と位相Bの時とで車体後端から先端までの長さが190㎝に収まったり収まらなかったりしてしまうケースがよくあります。

ご存じの方も多いと思いますが、道路交通法において「自転車」が属する軽車両の寸法は全長4m・全幅2m・全高3m(各数値以下)とされており、その中でも「普通自転車(大きさと構造が基準を満たし『自転車及び歩行者専用』の道路標識が設置された自転車歩行者道を通行できるもの)」の寸法はその内の全長が190㎝・全幅が60㎝(各数値以下)とされていますので、全長が190㎝を超えるか否かが運用する条件と場面によっては大きな意味を持つことになります。

ベントライダーとしては愛車の寸法を把握しておきたいところなのですが、ここで冒頭の「クランクの位相がどの状態の時にメジャーを当てて測れば良いのだろうか?」という悩ましい状況に陥るわけです。

(借りてきました。 この標識のトコを通行するには全長190㎝・全幅60㎝以内の自転車で…)
Dc51530x

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車両の寸法を図る時の条件を法律上「空車状態」と呼びますが、陸運局や自動車整備振興会連合会など(要するに陸自にあって車検や構造変更手続きなどを取り仕切っている機関ね)に出向いて色々とご教授頂いた時に、「大雑把に言えば水平な場所で空荷の1G静止状態でハンドルを真っ直ぐにして可動部分(ただしサスペンションは懸架装置であって可動部分には含まれない)を収納した状態の最外殻寸法の事」だと伺った事があります。

 

実際に車検証の数値と実車とを測り比べて確認すればよく分かるのですが…

・全長はオートバイならハンドルを真っ直ぐにして測ります。 ハンドルを切れば前輪に角度がついてタイヤの前後方向への突き出し量が減りますけど、この状態での長さは書類上すなわち法律上の全長に反映されません。

これと同様に…

・全幅は自動車ならバックミラーを収納した状態(大抵の自動車はこれでボディ本体の最外殻の寸法までに収まるように作られています)で測ります。
・全高はクレーン車なら可動式のブームを一番短く低く収納した状態で測りますし、ダンプカーなら可動式の荷台を一番下まで下げて収納した状態で測ります。

つまりバックミラーの例が示しているように、走行状態の時にバックミラーを展開するとドアよりも外側へはみ出したからといって、その瞬間のミラーの端から端までの幅が最外殻寸法という扱いになるわけではありません(←ココ大事!)。

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これらの事例を加味してリカンベントの全長について鑑みると、全長についてはクランクを位相Bの状態にして図るのが妥当なのではないかと個人的には解釈しています。

ただしリカンベントのブームがテレスコピック機構による調整式になっている車種については、大抵がブームはネジ止め固定式になっている筈ですので、その場合は可動式のブーム・可動部分ではなく固定された構造体と見なされるだろうと考えています(背が高い人は不利⁉)。

(ブーム長のポジションセッティング次第で全長が190㎝以内に収まったり収まらなかったりという車種も…⁉)
Dscn2599

なぜなら一般的に車両においてボルトやリベットによる車両本体の部位(スキーキャリアのような付属物扱いになる物ではない)の取り付けは法律上「固定」と見なされており、可動部位の対象とは見なされていないからです(ボルト留めされている一般的な乗用車のフロントフェンダーや、リベット留めされているハコスカGT-Rのリヤオーバーフェンダーが固定物と見なされており、寸法上も全幅に含まれているのが良い例だと言えるでしょう)。

(ボルト留めやリベット留めされた構造体は可動部位ではなく固定物扱いになるかと…)
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(リカンベントの全長はクランクの位相をこの状態にして測るのが妥当なのではないかと考えています…)
Dscn2587

これは余談になりますが…

冒頭でも述べたように盛豚のLYNXXにはHPV社製チェーンリングガードを無加工でポン付けしていますが、現在のポジションで全長は190㎝を余裕で下回っています。
もし同様の仕様で全長が1~2㎝はみ出している程度だったとしたら、その場合はブームを無理に縮めてⅩシームのポジションを崩してしまうのではなく、シートのマウント位置を後退させてからその後退幅と同じ長さだけブームを後退させたり、チェーンリングガードを加工したりするという選択肢を検討していたでしょうね。

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