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自転車でボランティア

『第12回 兵庫タンデムサイクリングを楽しむ会』に行ってきました。 年に一度の行事だそうですが、今日行われたこの会へ参加することは、約一年前から心に決めていました。

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去年の10月に、あるイベントの日程などを打ち合わせしていた時のことです。 自転車に関しては盛豚の先生とも呼ぶべき方の『ちば県。さん』が、「その日は絶対に外せない用事があるから、その用事が済んでからイベントに途中参加する。」とおっしゃられました。

打ち合わせの後でその用事とやらについて尋ねると、
「僕達は健康な肉体を持っているから自転車を楽しんでいるけれど、視覚障害を持った人たちは宿命的に、自力で自転車を走らせて風を切って走ることができない。 僕たちが味わっているその楽しさを、タンデムサイクル(二人乗り用に作られた自転車です。)を使って楽しんでもらうボランティア行事があるんだ。 すばらしいとは思わないか!?」と教えて下さいました。

この『ちば県。さん』という方は志があり、盛豚にいつも色々なことをご指導・教えて下さる、とっっってもありがたい方です。 その時は既に予定していたイベントを優先しましたが、「次の年には必ず参加しよう!」と、決心しました…。

いつもより早起きをして、会場の武庫川サイクリングロードに向かいます。
法律では自転車の二人乗りが禁じられていますが、兵庫県の条令では認可されています。 乳幼児を連れた主婦などへの配慮を目的とした条令だそうですので、兵庫県は自転車先進県だなぁと感じます。 この兵庫県の条令があるからこそ、このイベントは成立しているのです。 盛豚的には賞賛に値する事だとさえ感じます。

盛豚は祖父母の介護の経験はありますが、その他のボランティアの経験は少なく、その上に今回の行事はどこにでもある内容ではありません。 「今回は雑用などを手伝って、行事の進行などを観察・勉強しよう。 未経験者でも手伝える事はあるだろう。」 と考えていました。 時間になるとタンデム車がたくさん届き(シティタイプからスポーツタイプまで、色々な種類がありました!)、多くの参加者の方々に混じって、『ちば県。さん』の他にも『KAZさん』・『しもPさん』・『くりたさん』などなど、他にも面識のある方々が来られています。

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「盛豚君、タンデム車に乗ってみる?」と『ちば県。さん』に勧められるがままに試乗します。 タンデム車では専門用語で、前のライダーを『パイロット』・後ろのライダーを『ストーカー』と呼ぶそうです。 『パイロット』はハンドル操作とペダリングとブレーキ操作を行い、『ストーカー』は主にペダリングを行います。 この『パイロット』役、自分一人で走らせるのとは挙動などが大きく違って最初はとまどいましたが、『ストーカー』に上級者の『ちば県。さん』が乗りながら指導して下さったので、すぐに走れるようになりました。 また、自転車の経験が薄い視覚障害を持った方を乗せたときの注意事項を、走りながら適切に教えて下さったので、途中からは掛け声なども練習しながら走りました。

試乗を終えると『ちば県。さん』が「ヨシ、これで走れるな!」と一言。

あれ…?

盛豚 : 「僕、今回が初めてなんで、雑用その他をお手伝いしながら勉強するつもりなんですけれど…。」
『ちば県。さん』 : 「甘い! パイロットが不足しているんだ。 自分にできる事をやるのがボランティアだ!(笑)」
盛豚 : 「…。(汗)」(まだ躊躇あり。)

心の中の自分が叫びます。
「やいっ、盛豚! 自分は何のためにここへ来たんだ! 人のために役立つ事をしようと思ったから、ここへ来たんだろう! 状況はお前の躊躇など許さんぞ! 四の五の言わずにやるんだ!」
心の中の天使と悪魔が口論するのとは違って、後ろから蹴とばしてくるヤツしかいません。 どうやら選択の余地は無いようです…。

事前に『ちば県。さん』が直接指導をして下さったおかげで、タンデムパイロット初心者の盛豚ですが、何とかパイロットとして走ることができました。 ペアを組んで頂いた方や引率の方にも喜んで頂けたようで、走行後の食事も「一緒に…。」とお誘いを頂き、食事の後ももう少し走ったりしました。
コース上での実走行ではヘルメット着用が義務付けられているので、ちゃんと着用して走りましたが、この時はコ-ス横の広場で少しだけヘルメットなしで乗ってみました。

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天候にも恵まれて、本当にすばらしい一日でした。
終了後、ペアを組んで頂いた方に、「来年もまた来ます。」と約束して帰路につきました。 一年後に再会できれば、その時はご指名頂けるそうですので、来年が楽しみです…。(笑)

最後になりましたが、今回の『第12回 兵庫タンデムサイクリングを楽しむ会』に誘って下さった『ちば県。さん』や、暖かく見守って下さった『KAZさん』・『しもPさん』・『くりたさん』などなど、そしてペアを組んで頂いた方や引率の方など、すばらしい今日一日を一緒に過ごして下さった全ての皆さんに、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

今後もこの会が続く限り、参加し続けたいと思います。

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コメント

今回は急用が出来、行けませんでしたが来年機会があれば赤トラもご協力したい気持ちでいっぱいです。

>赤トラ乗りさん

ハイ! 赤トラ乗りさんの来年の参加は、既に決定してます!(笑)

今回パイロットをやってみて思いましたが、これって赤トラ乗りさんにはハマリ役ですよ。 12年間も続いているこの行事ですが、年々パイロットの方々の高齢化に悩む様になっているとの事でした。 『ちば県。さん』が所属されているクラブからも、毎年人員協力として何人もの方々がパイロットメンバーとして参加されているそうです。

今日は想定外のパイロット役を務める事になったのですが、視覚障害を持った方の命を預かる大役ですので、もの凄い躊躇がありました。 それを乗り越えて引き受ける事ができたのは、
「だれでもやれる事ではなく、自分がやれる事をやるんだ!」
という『ちば県。さん』の言葉があったからでした。 私の心の背中を押してくれるだけで無く、パイロットのやり方やペアを組んで下さった方への気配りのポイント等、多くのご指導を頂いて感謝に絶えないというのが、率直な感想です。
多くを学び、大変充実した一日でした。

私にとって、新たな恒例行事となりそうです。

お疲れさん

ボランティアとは「誰かに言われてやるもの」ではなく「自分から進んでやるもの」、つまりは「自分も楽しめるもの」だと確信しております。
そういう意味でこのイベントは我々に「本当のボランティア」というものを教えてくれるのです。

今日はお相手の方やスタッフの方々から多くの事を学ばれたと思います。
それを今後の自転車人としての糧として。

来年も”気が向けば”参加して下さい。

>ちば県。さん

コメントありがとうございます。

本日は色々とご指導頂き、ありがとうございました。 前述の通り、去年のあの時に今回の参加を決意しておりました。 人の命を預かるパイロットですので躊躇はありましたが、短い準備時間中に状況を見ていく内に、心の中の声が聞こえて来ました。
充実した一日が終わり、既に来年の事を考え始めています。

12月の件、準備しておきますので当日は宜しくお願いします。 何か追伸がありましたら、何なりとお申し付け下さい。

こんにちは。
コメントから訪れました。
読んでいてなぜかゆったりした気分に浸りました。タンデム車は自分にはとても乗りこなせそうにありませんが。

私が参加している荒川サイクリング(東京)のメールでも視聴覚傷害の方で、タンデムに乗ってみたいという方がいて同乗者を募っていたことがありました。

>よこあるきさん

こんにちは。 コメントありがとうございます。

タンデム車には初めて乗りましたが、乗ってみると基本的には同じ自転車でした。 後ろにも人が乗ってタンデム走行をすると、始めはやはり違和感がありましたが、まぁ何とか走れました。

視覚障害を持った方々の中でも、この様なイベントに参加されていた人達は、
「歩くのとは違って自転車で走ると、サアーッと風が流れて行くのを肌で感じることができて、とっても気持ちいいから毎年楽しみにしています。」
とおっしゃられていました。

パイロット初心者の私でしたが、幸いな事に事前指導を受ける事ができましたし、更にペアを組んで頂いた方は左目だけ0.1くらいの視力がある方で、バランス感覚が一般の方と変わらない程でしたので、パイロットとしては難易度が低い条件で走る事ができたのも幸運でした。

荒川サイクリングさんの活動の方も、今後発展されていく事を祈っています。

こんにちは。
こういう素晴らしいイベントがあるのですね。
大阪では一部のマナーの悪い連中のお陰で自転車=悪のイメージがあるような感じも受けるのですが自転車好きの方が集まってのこういうイベントがあることももっと多くの方に知ってもらいたいと思います。
私も未熟ながら機会がありましたら是非参加してみたいと思います

>kimotoshiさん

本当にすばらしいイベントでした。
私にとっては新しい世界が開けたかのような一日で、このようなイベントが広く知られて欲しいと願うばかりです。
どんな行事でも運営は容易ではありませんし、課題はつきものですが、これからも続いていって発展して欲しいものです。 今後も微力ながら参加し続けたいと思っています。
ちなみにこのイベントは、毎年この時期に開催されているそうです。

(参考)
ttp://www.n-shakyo.jp/vc/index.html

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