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目で相手を動かす(逆走自転車対策2)

自転車で街中を走っていると逆走自転車に出くわす事があります。

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自転車は日本の法律上『軽車輛』として車輌の一つに位置付けられています。 よって公道を走る場合は基本的に車道の左側を走らなければなりません。 しかしながらその周知が徹底されておらず、車道の左側を走っていると正面から自転車が逆走して来ることが度々あります。 つまりその運転者は車道の右側を走っており、『逆走行為』をしている事になります。

この様な逆走自転車を処理する方法は色々あると思います。 人によっては「絶対避けずに突っ込んで行って相手に避けさせる」といったバイオレンスなご意見も聞いた事がありますが、逆走して来るアカの他人に対して『死亡事故のリスクも省みず体中でぶつかって来る相手を受け止める』等という金八先生や乾先生みたいなマネをする気にはなれません。 盛豚的には自分の身の安全を優先して処理しています。

以前にも述べましたが、盛豚は自分側に余裕さえあれば停止するか早めに走行ラインを右側へ1mくらい移して避ける事にしています。
そしてそれ以外の方法として使用頻度は低いのですが、『目で相手を動かして(視線で誘導して)処理する』ケースもあります。 これは時と場合によりにけりですので、必ずしも人様にはお奨めしていないのですが、条件さえ揃えば成功率の高い方法です。

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まず踏まえておきたいことは、

(1)人間はある程度視線の方向に向かって行く習性があります。 
(2)人間は対峙する相手の動きを読むために相手の目を見ることがあります。

の二点です。 脇見運転による事故の一因として(1)が挙げられ、助手席の人の顔を見て運転していると左側の電柱に衝突したりします。 真っ直ぐ走っているつもりでも視線が正面より左を向いていることで走行ラインが左に逸れてしまうためです。
あと、正面から走って来る自転車を避けようとしても相手が同じ方向に避けて来るので停止するハメになるのは(2)+(1)に起因します。(嘉門達夫さんの歌『自転車』参照)

この二点を踏まえた上で一定の条件が揃った時には、人間の本能を利用して逆走自転車をコントロールします。 但し法律上認められている訳ではありませんし、成功する保障がある訳では無い参考程度の話とさせて頂いておきます。

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冒頭の画像のように逆走自転車が走って来た場合、相手と自分の速度があまり速くない場合であれば自分の左側のスペースを狭く絞って、一度相手と視線を合わせます。 視線が合ったらすぐに視線を切って相手よりもやや左寄りの奥の方(下の画像の青白く光っている位置)に視線を移して凝視します。

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この時にお互いの速度があまり早くなければ、相手は自分の『視線のライン(下の画像の青白く光っている位置と自分の瞳を結ぶ線)』を避けるように右に避けていきます。

※…(この画像は念の為に停止して撮影しています。)
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速度が速い場合は衝突の可能性が高くなるので、逆に相手を動かさせずに自分が右に避けます。 まず一度相手と視線を合わせてから視線を切った後に、相手の右奥に視線を移してから自分の走行ラインを右側に約1m移してすれ違います。
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この一連の動作のスタートは相手と目を合わせることから始まりますが、これによりロックオンみたいな効果が生じます。 相手は緊張しながらこちらの挙動を観察し始めるので、こちらは次に自分が進む走行ラインを視線で主張するのです。 すると相手はこちらの走行ラインを横切ると衝突するのだと無意識に感じるので、自然とそのラインを避けるのです。
ただしこの時に相手はロックオン効果で全身に緊張が走ってこわばっているので、すぐにスムーズな回避運動を始めることができません。 ですから速度が速い場合はこちらが避けたほうが早くて安全なのです。

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また逆走自転車が来ました。

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サングラスをしていますが目が合うと相手の体が緊張でピクッと動くので、それを合図に自分の左側のスペースを狭く絞って、視線を青白い光の位置に移して『視線のライン』を引きます。

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相手はちょっとぎこちない動作で『視線のライン』を避けていきます。

※…(この画像は念の為に停止して撮影しています。)
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因みにこの『視線のライン』には、他にも使い道があります。
信号の無い交差点で左から車が出て来ました。 こちらに気付いて一応ブレーキをかけて止まりかけているのですが、本当に止まる気があるのかどうか分からない、駆け引きめいた雰囲気でズルズルと動き続けています。

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盛豚はこういう決断力の無い運転手の前を横切るほど無用心ではないので、こういう場合は相手に先に行くように促す動作を示します。

まず一度相手と視線を合わせてからすぐに視線を切って、ブレーキをかけて少し減速の動作を相手に見せながら、相手の自動車よりもやや後ろ(下の画像の青白く光っている位置)に視線を移して『視線のライン』を引きます。

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すると相手は自分の自動車の前に『視線のライン』がない事に安心したかのように、あるいは自分の自動車の後ろに引かれた『視線のライン』から逃げるかのように、すぐに曲がって走って行きます。

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「自分が先だ」とか「自分が正しくて優先だ」といった発想ではなく、「自分と身の周りの安全に都合がいい状況を作り出す」という目的のために相手を目(視線)でコントロールする方法です。

ちなみにこの方法はローレーサーでの公道走行の時や、徒歩での散歩の時にも役立っています。

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コメント

なるほど、おもしろいですね。僕も使わせて頂きます。

>さんまさん
  
いらっしゃいませ。 コメントありがとうございます。
経験的にこの目(視線)の大前提は、『速度に余裕がある事』と『相手がイヤホンをしていない事』の二つが挙げられます。 速度に余裕がない場合は、ロックオンして相手を硬直させてからこちらがラインを変えるのが関の山ですね。
イヤホンをしている乗り手は目がうつろですし呆けていますので、危険物として大きく回避しています。

4番目の写真は逆走じゃないですよね?
歩道内ですし。

>mizuhoさん
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歩道ではなく路側帯ですね。

この記事へのコメントは終了しました。

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