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エルマー5cm f3.5

ライカⅠf用のレンズとして新たにエルマー5cm f3.5 を手に入れました。

Dscn42823

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実はライカⅠf 用に手に入れたレンズはトプコール5cm f3.5 から始まり既に三本を数えているのですが、その三本目にしてようやく念願のレンズを手に入れることができました。

カメラの世界には『標準レンズ』という言葉があり、銀塩35mmフィルムカメラにおいては焦点距離が50mm辺りのレンズがこれに該当するとされています。 何がどう標準なのかというと諸説あるのですが、大雑把にいうと「画角と遠近感が人間の目で見た像に近い自然な映りをするから」というのが定説のようです。
個人的には「厳密には焦点距離40〜50mmの間のどこかにそれはあるのではないか」と考えているのですが 細かいことはさておき、カメラに銀塩35mmフィルムを取り入れてそこに焦点距離50mmのレンズを標準仕様のセットして販売し始めたのがライツ社製のいわゆるバルナックライカであり、その代表的なレンズがこのエルマー5cm f3.5 だと言われています。

Dscn42827

カメラの交換レンズは広角レンズから望遠レンズまで幅広い焦点距離のレンズがあり、同じ焦点距離でもマクロレンズも含めて様々な機能を持ったレンズが存在します。それぞれの特性を全て楽しもうと思ったらそれこそお金や時間がいくらあっても足りない程でキリがないのですが、盛豚も色々と楽しんだ結果 今では標準レンズの奥の深さに魅せられているクチです。

カメラ業界には「交換レンズは標準レンズに始まり標準レンズに終わる」という有名な言葉がありますが、レンズによる「映り」の違いを感じられるようになるとレンズの主な意義と価値をその一点に見出すようになるようです。いわゆる「レンズグルメ」の到達地の一つなのでしょう…。

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盛豚にとってこのエルマー5cm f3.5 とは35mm銀塩カメラの交換レンズの原点であり、「たとえ何年先のことになろうとも いつの日にか必ず手に入れてこれをちゃんと使えるようになりたい…」そういうレンズでした。

戦前から30年余りに亘って生産されたこともあって、戦時中の物資が悪かった時期の品質が良くない物や同時期にボディーと併せて各国で製造されたフェイク(贋作。この場合は偽造品の意)・レプリカ(模倣品)まで紛れ込んでいる事でも知られるエルマーですが、長年の勉強の成果もあってそれなりに見る目は養えたつもりです(見分け方の詳細は話が長くなるので割愛しますけど、過去に他の人がフェイクを所有している例を身近なところで見たことがあり当時の盛豚はこれを見抜くことができませんでしたが、今ではそれがレンズもボディーもフェイクだったということがよく分かります)。

入手しやすい価格帯になっていた一時期に比べて相場が反発していてなかなか手が出せませんでしたが、今回はたまたまお求め易い出物があったので入手して汚れていたレンズを清掃したところ、年式的にありがちな前玉の拭き傷以外はむしろ程度の良い状態を取り戻せました。

Dscn42817

デジカメを使って簡易的な比較撮り調べをしてみたところ「トプコール5cm f3.5 とエルマー5cm f3.5 とでは外観はそっくりだけど写り(描写特性)が全然違う」という巷の評価を裏付けるかのように、両者は明らかに異なる写りを見せました(まだフィルムでの撮り調べの途中なので最終結論を出す段階にはありませんが…)。
銀塩写真ではなくデジタル画像ですしそれを現在使用しているブログサイトのシステムに掲載できるサイズ・データー容量まで最低限の縮小・他 二次加工してから転写したものでは、本来の描写特性の違いが大分削り取られてしまって少々分かりにくくなってしまっており、その上撮影を始めると急に雲がつきまとうようにチラついてきて光線の具合がバラバラになってしまったので同条件下の比較とは言い難くなってしまったのですが、一次画像では発色も描写も全く別の性格を持つことが確認できました。 これは優劣の問題ではなく両者の特性が異なるということなのですが、個人的な好みを言えば後者の方がより嗜好に沿うものではありました。

(トプコール5cm f3.5 絞りf3.5 絞り優先オート)
Dscf11858

(エルマー5cm f3.5 絞りf3.5 絞り優先オート)
Dscf11861

(トプコール5cm f3.5 絞りf16 絞り優先オート)
Dscf11860

(エルマー5cm f3.5 絞りf16 絞り優先オート)
Dscf11865

この日の撮影地は標高の高い場所だったせいか、せっかくの晴天なのにいざ比較撮り調べを始めると雲がチラチラと出たり入ったりを繰り返して光線の具合が全然安定しなくなってしまい、多少粘ってみたのですがとうとう回復・安定しないままだったので仕方なく作業を打ち切りました。
もう少し日差しが和らいできたら銀塩カメラでの撮り調べの続きをしなきゃね…

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