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写真

引き潮のように消えゆく街の写真屋さんですが、次なる一軒を求めて新規開拓に行ってきました。

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盛豚は写真を撮る生き物です。 時期によってその数量が多かれ少なかれ、初めて銀塩写真を撮った時からこの25年間で写真を撮らない年はありませんでした。 そうした日々はこれからも続いていくでしょう。

写真によって生計を立てている訳でもなければ そもそも腕前自体が「下手の横好き」に過ぎないという自覚はありますし、「写真は究極の自己満足」と考えているのでコンテストには出展しないばかりか 自分の作品を人に見せること自体めったにありませんが、それが盛豚のスタイルです。

今日の写真を取り巻く環境については「銀塩写真がデジタル画像に置き換わっていく時代の狭間の終盤にあっても 自分がフィルムで撮影したものを写真にしてその手に取れること自体が有難いことなのだ」と認識するくらいの分別はあるつもりです。
また今日のラボで現像・プリントされる写真はかつてのような銀塩写真用の機材で焼き付けされるものではなく、一旦現像したフィルムをデジタルカメラから写真を再現する為のスキャナーとプリンターによって写真を再現した物に置き換わっており、それが今日では物量的な意味で写真の主流だとされていることも認識しています。
そして盛豚自身もまたデジタルカメラを使うユーザーの一人でもあります。

ですが自分が撮った作品の後者を手に取って見てみた時は、ガッカリすることが少なくありません…。

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盛豚はフィルムで撮影したものを手に取って見る時は 写真で見たい人間です。 写真が欲しいのです。 百歩譲ってデジタル用の機材で写真を再現したプリントをもって代用するのであれば、せめて写真と遜色のない程度の出来には仕上げて欲しいと考えています。

詳細は後述しますが、最近では写真にしろ写真を再現したプリントにしろ現像の段階でもプリントの段階でも何らかのミスが目につく物が上がってくるケースが増えてきました(つまりラボの仕事です…)。
そこで今回は「カメラや写真がほぼデジタルに置き換わった今日にあっても 銀塩カメラを取り扱うカメラ屋さんが細々といらっしゃるように、きっと今でも銀塩写真を焼き続ける写真屋さんや デジタル用の機材でもそれと同等の再現力のあるプリントを上げる写真屋さんもどこかにある筈だ」と信じて、地元のラボを諦めて先日は地域の彼方にあるカメラ屋さん兼写真屋さんのカメラのヤマゲンさんを訪れてみました。

こちらは若い頃に知人の職場の上司の方からの紹介で時々足を運ぶようになったお店で、これまでに何度も催眠術で買い物をしてしまったお店でもあります。(笑)
この日はまず以前から探していたレンズアダプターを購入して お会計をしながら現像同時プリントについて尋ねてみたところ、銀塩用の印画紙を使用しているとのことでしたので 持参したフィルムを一本お願いしてみました。

明けて今週、写真が上がってきました。

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受取りの時にその場で上がりを確認したのですが、「いやぁ、久し振りに『写真』の仕上がりを見ました…」という言葉が自然と口から出ました。

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実はこれまでに利用してきた複数のラボの中には、現像同時プリントに出すと上がってくるフィルムや写真については程度的に多少ではありますが 現像に失敗していたりプリントに失敗していたりするケースがたまにありました。

特に近年は増える一方なのですが、ただ流れ作業でやっただけで「キチンと作業して仕上がりもチェックしてプロの仕事をした」とは言い難いフィルムや写真を出してくることがあるラボの場合は、雑な現像でフィルムの画を傷めてしまっていたり プリント時のピントの確認すらしておらずピントがずれたままプリントしてしまったりしたことが一目で分かるというか、「俺、こんなにヘタクソになったのか⁉」と一瞬焦るほど酷いフィルムと写真が上がってくることがしばしばあります(こちとら25年も写真を撮っているので自分の腕やレンズの描写特性などについては把握できていますから、写真の上りを見れば現像やプリントで成功しているのか失敗しているのかぐらい分かりますし、そもそもそういう時はフィルム一本分が全滅しているので疑う余地はありません)。
そしてそうしたラボは何回現像同時プリントに出してもプリント時のピント調整は一度も行わないのか 或いは機材をちゃんと使える人がいなくなってしまったのか、何回でも繰り返しボケた写真を平気で上げてきます(やる気がないんでしょうね。 その点従来の高松の仕事は及第点の範囲内ではあったのですが、ロッキーを廃棄してフロンティアのみが残された今となっては それも過去の話になってしまいました…)。

これに対して今回の現像同時プリントの上りについては写真が帯びている薬品の匂いが希薄なのが少し気になるものの、一目見ただけで「おぉ、久し振りに俺の写真を見たわ‼」と感じる出来でした。

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絞りを開け過ぎないようにして被写界深度を比較的取り気味にする撮影スタイルとはいえ 時々一定の範囲まで開けて浅くする時もあるのですが、今回はその時々の写真もシッカリと仕上がっていました(現像やプリントで失敗されると全面的に発色が濁ってピンも外したかのようにボサッとしてしまい、どの写真も像が酷い仕上がりになります)。

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印画紙の裏面にはフジフィルム社純正の印字こそ入っていないものの、発色その他の上がり具合から見て製造元は同じ三菱製紙社であろうことは一目で分かりました。

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自宅から車で一時間近くかかるのが玉にキズですが、久し振りで上がりに満足できる写真屋さんを見つけたので 一安心です。

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