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4レンズ水平テスト

今年の紅葉は一つのスポットに絞り込んで通いながら撮りました。
最後の回にはもう少し朱に染まった十字紅葉の画を撮れる筈だったのですが、残念ながら直前で現地が豪雨に見舞われてしまった為に 散り落ちて空振りに終わってしまい、前回撮ったこの画が一番マシな色づきでした…💧

Dscf18001

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空振りに終わった最終回は期待していくつかオールドレンズを持参していたので、せめてもの慰めにと少し標高を下げた所へ移動してわずかに残っていた山肌の紅葉の撮り調べついでに、条件を揃えて水平テストをしてみました。
デジカメのX-pro2にレンズアダプターを介してオールドレンズを装着して撮ったデジタル画像なので、銀塩写真で撮った場合は全く同じ仕上がりになるとは言えませんが、参考にはなると思います。

持参したレンズは、

①トプコン5cm f3.5(バルナックライカ用)
②エルマー5cm f3.5(バルナックライカ用でコーティング世代)
③ヘクトール5cm f2.5(バルナックライカ用)
④ウルトロン(プロミネント用)

の4本です。

ちなみに撮影現場の風景はこんなカンジです。

(レンズ:ヘクトール2.5cm f2.5、絞り:f4.5、補正:-2/3)
Dscf18051
 

まずは絞り開放で撮ってみました。
絞り開放ではトプコンとヘクトールの発色の甘さが目につき、エルマーとウルトロンの発色の豊かさが見て取れます。 特にエルマーは解放からf11までの全域で発色に深みがあり、トプコンやヘクトールは-1段~-1段半の露出補正をかけてやらないとエルマーに発色が追いつけませんでした。

(『絞り値(補正ナシ)』左上:トプコールf3.5、右上:エルマーf3.5、左下:ヘクトールf2.5、右下:ウルトロンf2.0)
Dscf18023f35f35f25f20  

F5.6まで絞るといずれも発色とシャープネスが引き締まってきますが、そもそもモノクロフィルム時代のレンズなので 発色については敢えて「優劣ではなく個性」と捉えておきたいところですね。

カラーデジタル画像で見たら「発色の深みの差」として感じられるコントラストの高さも、モノクロフィルムで撮影して銀塩写真を手に取って見てみたら「シャドウ部分が黒潰れしてしまう」と感じられるケースも少なくありません。
それどころかモノクロ銀塩写真の土俵のモノサシで評価にかけたら、むしろトプコールやヘクトールの方が「中間階調が豊かでシャドウ部分の発色にも粘りがあり、黒潰れしにくく柔らかくて優れた表現力」と好評価を得られることも十分に考えられるので…。

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お次は絞りを適度に聞かせて撮ってみた画像です。 ヘクトールは絞り値が “大陸絞り” なので少しばかり違う数値になっていますが、近似値のトコを選んで撮っています。

(『絞り値(補正ナシ)』左上:トプコールf5.6、右上:エルマーf5.6、左下:ヘクトールf4.5、右下:ウルトロンf5.6)
Dscf18024f56f56f45f56  

発色の差は目立たなくなりましたね。
マイナス補正をかけるとまたエルマーとウルトロンの発色が光ってくるのですが、その辺はディープな領域の「嗜好」なので ここでは棚に上げておきましょう。

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作例以外にも発色については少しばかりマイナス補正をかけてやればどれも十分に楽しめることが確認できました。 ではシャープネス(今風の言葉で言うと「再現性」というやつですかね)はどうでしょうか?
先ほどの絞りf4.5~5.6の画像の赤い丸で囲った部分をアップで見てみましょう。

(この赤丸で囲った部分をアップで見てみましょうかね)
Dscf18025  

(左から順番にトプコン、エルマー、ヘクトール、ウルトロン)
Dscf18026

シャープネスについてはトプコンが解放からf11までの全域で他を上回っており、僅差でエルマーが続いていました。 これについても「優劣ではなく特性」と捉えるならば、写実的な映りのトプコールとエルマー・じわっとフワッとした絵画的な映り(ルノアールの絵画みたいな雰囲気)のヘクトールとウルトロン といったカンジに分類できるというのが率直な感想です。

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今回は被写体が遠景だったので各レンズの個性が比較的表れにくい条件でしたが、逆光と格闘しながら何とか楽しむことができました(特にヘクトールとウルトロンは逆光をとても嫌うレンズなので気を使いました)。

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